その名の由来は古事記にまでさかのぼる。
日本武尊の船が難破しそうになった時、妃の弟橘媛が海に投身して海神を沈めたという。
日本武尊はこの恋の森という小山から海を見つめ、妃を偲んだのらしい。
その由来まで情緒あふれる恋の森。
公園の本名は太田山。
お相撲さんの四股名のようだが、調べてみるとフィールドアスレチックあり、文化施設もあり、春には山頂が薄桃色に染まるほど桜が咲き、市民の憩いの場になっているという。
たしかに私もお花見をしたことがある。 夜桜に酒も入り、楽しかったが、尻が猛烈に冷えたのを覚えている。
しかし、桜以外の施設に恋の予感はまるでない。
歩いてみると、脇に入る山道がそこかしこに口を開けている。これがフィールドアスレチックか。
地味だが、恋人と歩くのも良さそうな茂み具合。 |