僕らが犬の散歩をするとき、 散歩道には たくさんの敵が 出現してきます。 それは 飼い主向けの 散歩警告標識です。 フンをちゃんと持って帰れだなんだ とかそういうあれです。 愛犬家にとっての敵であるあの標識 あれ最近けっこう 心震えるものが多くなってきています。 そこで今回は、 犬との散歩をより円滑にするためにも この敵に 果敢に立ち向かっていきたいと思います。
(ヨシダプロ)
で 散歩を始めてみましたら さっそく僕と愛犬の前に さまざまな敵が立ちふさがってまいりました。
●敵(1)
かわいいです。 雲形定規みたいに ふわふわです。
でも こんなにかわいくて ほのぼのしているのに、 書いてあることは ものすごくシビアです。
天国から地獄に 突き落とされたような気分です。
●敵(2)
「引き綱」。
最近では我々愛犬家は それを「リード」と呼んでおりますが、
すいません 外人気取りでチャラチャラしておりました。 身が引き締まる思いです。
●敵(3)
多摩の公園では やたらこの看板を 目にしました。
「多摩市役所公園緑地課」
僕この組織に 狙われてるんじゃないか と思うくらい やたら目にしました。
消されないように がんばります。
●敵(4)
放し飼い禁止です。 でもちょっと 犬長いです。 かなりダックスです。
たぶんこれ いざ上のスペースに 犬を描こうとしたら、 レイアウト的にちょっと左に描き始めすぎちゃって やむをえず長くびよ〜んと伸ばしてしまったのでしょう。 悔やまれます。
●敵(5)
写真での説明つきの警告です。
なんか 社会科の資料集 みたいな画になっています。
わかりやすくて素敵です。
●敵(6)
「愛犬と 共につくる きれいな街」。
愛犬とともに きれいな街づくりをしていかなければ なりません。
軽い気持ちで ただ散歩に出ていただけなのに えらい厄介なミッションを課せられてしまいました。 がんばります。
一緒に作っていこうワン。
●敵(7)
これらは同社の警告バナーだと思われます。 自分でイラストを描くという オリジナリティあふれる心意気 それはとても評価できるのですが、
2つめの犬の絵 別物になっています。
これ おっさんです。
ちょっとの間に ここまで画風が、 というよりも 「犬」の概念までもが 変わってしまったこの事態 いったい作者に何があったのでしょうか。 気になります。
●敵(8)
「忘れずに フン取る道具も携帯し 今日も犬との楽しい散歩」。
今流行の 「携帯」も取り入れた ピリリとした標語です。 ここまでくると 時事川柳です。
サラリーマン川柳とか 京王線電車マナー川柳のようで まいります。
●敵(9)
「犬ふんを 置いて行くのは どこの誰」。
アイロニーです。 チョー皮肉です。 なんでこんな皮肉たっぷりな 物言いをされなければならないのでしょうか。 ひどいです。
置いてかへんワン!
●敵(10)
この二つ すぐ隣に並んでいた同じ看板なのですが 2つ目のほうだけ やたら歴戦の勇者のように なっております。 一体彼に何があったのでしょうか。
●敵(11)
よく見てみますと この犬
なんでしょうこの 手足のファサファサ。 セーターでも 着ているのでしょうか。 通販で売ってる ハボキみたいなことになっています。 欲しいです。
●敵(12)
「猫ちゃんよ そこは駄目だよ よその庭」。
あげくのはてに 犬のみならず猫までも!
猫ちゃうワン!
●敵(13)
というわけで 我々愛犬家へのたくさんのメッセージ どうもありがとうございました。
いろいろ伝わってきましたが ちゃんといたしますので あまり厳しくは言わないでください。
このように 僕らと犬の生きる道には さまざまな敵が出現してきますが、 みなさんも マナーをきちんと守った散歩を 心がけていきましょうね。
ではまた来週 お会いしましょう さようなら〜
つかれたワン。 もう帰ろうワン。