青汁のアイス……。
青汁のアイスは、なんだか抹茶アイスに酷似していた。青汁の青臭さが、ほとんどない。さわやか〜な味だ。
小豆も激甘ではなく、上品な味。生クリームも安い植物性のものではなく、動物性をちゃんと使っていて、こちらも上品な甘さだった。もう全体に上品なパフェだったわけだ。
なので、いわゆるパフェを食べたときの「よっしゃ、甘いもの食べたぞー!!」という満足感は得られなかった。そりゃまあ、だったら「シャノアール」とかに行って、ジャンクな「ジャンボパフェ」を食べればいいことなのだけれども。
健康にいいパフェなんて、正直に言えば倒錯してると思う。
でも、そういうの、嫌いではない。
食べてる間、隣に座った主婦らしき2人組の会話が聴こえてしまった。
片方の女性が、ずーーーーーっと、姑や舅の愚痴やら、介護がどうのというヘヴィーな話を機関銃のようにバババババババと話していた。片方の女性は「ふうん」「そうね」「たいへんなんだー」と完全に流していた。
このカフェは、彼女らにとって心地いい空間だったのだろうか。主婦が銀座でお茶って、やはりちょっとスペシャルな日だったに違いない。青汁デザートが目的でやって来たんだろうか。でも悩みごとにまったく親身になってなかったから、別に仲良い友だちってわけじゃないなー、とか、いろいろ考えてしまった。
私も次回は女友だちと行って、ウダウダ喋りながら、青汁を楽しみたいです。 |