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駅前(海岸口)にある「常磐館」はもう営業していない |
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でも鉱山が開発される前まで(って明治後期とかだけど)、日立は別荘地だったそうだ。
海と山が接近してて、避暑に向いていたのだろう。
今でも建物だけはある「常磐館」という旅館は、別荘地時代の地図に載っていた。
一度この常磐館に泊まったことがあるが、張り出した廊下の眼前に太平洋が広がる素晴らしい眺めで、やってないのはいかにも惜しいと思っていた。
ところが今年行ってみたら、駅前の坂を下ってすぐの海岸は道路工事で海などまったく見えなくなっていた。
国道6号線の慢性的混雑解消、公共事業による経済効果。
利便、利便、利便か。
ヨソ者になってしまった私に口を出す権利はないけど、あまりに悲しい眺めだった。 |