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特集


エキサイティング火曜日
山岡士郎の家を探せ!


雑居ビルの屋上に不自然な一軒家が建っているのを見かけたりしませんか?北関東出身の私は東京に来た当時「山岡士郎の家だ!」と興奮していた。

山岡とは、ビッグコミックスピリッツの漫画「美味しんぼ」の主人公で、今でこそ結婚して幸せな家庭を築いているが、独身時代はそういう家に住んでいたのだ。

家賃はどうなっているんだ?地震がきても大丈夫なのか?そもそも違法建築ではないのか。カッコウの巣にも似たこの屋上物件について、長年の疑問を解決すべく旅立った―。(text by 乙幡 啓子


旅立ったわりには近場の山手線から始まるのだった。

観察計画:
まず東京駅から山手線の内回り線に乗り、内側を観察(外回り電車に視界をさえぎられるのを防ぐため)。1周したら外回りに乗り、外側を観察(のちにこれがアダとなる)

観察ポイント:
今回取材に協力してくれたYさんに、対象物の見分け方を言い含める。
・ 人の住んでいそうな物件であること(ボイラー、給水タンク、物置などに惑わされるな)
・ あきらかに宿主のビルと不釣合いな外観であること

観察開始:
観察前から大体アタリはつけていた。多そうなのはなんとなく北側の一帯であろうと。
乗り込んですぐ多忙になる。走る電車からピンポイントで物件を見つけ出そうというのだから、雑談の暇もなくなり2人とも無言で車窓にカブリつく。

筆者。最前列カブリツキ。ドア際を死守。

東京駅周辺のビルにはなさそうだ。当たり前である。丸ビルとか国際フォーラムとか、もし住んでるなら、それはかなりの訳ありな人だ。その辺の土地の有力者とか。オープニングキャッチの為の鳩を大量に飼ってるロート製薬の人とか。

だんだん目標物の特定にブレが出てくる。「雑居ビルの屋上の物件」ということだけにとらわれて、「ゴルフ練習用ネット」「イナバ物置」もカウントしそうになり、ちょっと待て、基本に帰ろうじゃないか。

巣鴨を過ぎてから、車窓は全面石垣という景色に。建物が見えない!外回りで外側見てんだからよく考えたらそうなるのだ。どうしよう、でもこのまま行くしかない。

次の1周は内側を観察。しかし意外と物件は少ないのだった。あまり数のバラつきもない。

観察結果:

2周した。山手線1周するのも初めてなのに、酔って寝過ごしてもいないのに2周、2時間也。東京から名古屋まで行けてしまう。あるいは東武線で浅草から終点赤城まで。

山手線で捕捉することのできた目標物件たち。

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さて、外側からの観察はさておき、私としては物件の内部や、建っている屋上の様子などが気になるところだ。住んでいる人の感触を知りたい。あの人と同じ空を眺めたい。


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