新宿にこんなところが
新宿切手センター。大江戸線新宿駅構内の看板で初めてその存在を知る。地図のとおりに来たのに、2回も素通り。雑居ビルというより古めのマンションの一室にある。
2階への階段をあがって廊下を行くと、つきあたりでおじさんたちが一服しながら世間話をしていた。私が行くと、皆ぞろぞろぞろと部屋の中に入っていく。そこが、切手センターだった。
入るといくつかのブースに仕切られ、それぞれ切手商のなわばりになっている。どこへ行ってよいやらわからないので、入り口に近いブースの女性に来訪の目的を告げる。
「あー、取材ねえ、ちょっとわからないわぁ、たぶんいいとは思うんだけど、・・・そうね、こちらで聞いていただけますか?!」と紹介されたのが、中川スタンプ・コイン商会さんだ。
さっそくストックブックを取り出し、用件を切り出す。
「それでですね、自分の持ってるコレクションを鑑定してもらおうと・・・」
「うちは、外国の専門でしてね。それぞれのお店で専門が違うからね。」とのこと。
「じゃあ、外国モノだけでも・・・」
と、自慢の品を見せようとすると、
「ちょっと、鑑定は、難しいなー。」との返事。
「???」
鑑定ができない?いったいどういうことなんだろう。
|