西洋豆本の世界
日本唯一の西洋豆本専門店、外苑前「リリパット」さんにお邪魔した。宗教書から児童本まで、欧米の古刊豆本と、戦後アメリカの私家版豆本、東欧の豆本等5000タイトル・1万点の品揃え。
映画「ネバーエンディングストーリー」に出てくるような西洋の古い本屋、という雰囲気。本の精が出てきそうな。
では以下、説明をまじえつつ、豆本をご覧いただこう。
こういう本はだいたい多くて100部発行、特装本だと20部くらいになるという。そのへんの希少価値や、保存状態で値が違ってくるのは、骨董などと同じだ。
この店のものはだいたい10000円前後のものが主流。「お客さんも、好事家のかたが多いです。」と小沼さん。マニアックなお店ということを自覚しつつ、淡々と、でも膨大な知識の片鱗をのぞかせつつ説明される。
しかし最近は、作者が高齢化し、細かい作業がつらくなって引退されるケースも多いという。若い豆本作家は少ないそうなので、今からでも挑戦してみたくなった。
西洋豆本の店 リリパット
東京都渋谷区神宮前3-1-24ソフトタウン青山1階 (地下鉄銀座線外苑前徒歩5分 キラー通り千駄ヶ谷方面沿い) TEL/FAX 03-3470-2020 月〜土12:00〜19:00 日曜祭日休 https://www.japonica.co.jp/lilliput/