さっそくコツを伝授される
「背取りで稼ぐのは素人には難しい」、ある程度わかっていたんですがそれでも有識者に意見を聞けばどうにかなるかもしれない。中間テストだって高得点は取れなくても案外一夜漬けでいい線までいくことだってあるんだ。希望は捨てちゃいけない。
後日さっそくコツを教わるべくwebマスターの知人で「背取り」に詳しい関さんと塚田さんに会うことになった。
お金が欲しい。ただその一心で相談を持ちかけるといきなり関さんに「何かの罰ゲームですか」と聞かれてしまった。素人が背取りで稼ぐことは罰ゲームとしか思えないくらい難しいことらしい。早くもこの企画終了の危機の中、気を取り直して傾向と対策を伺うことに。
塚田「昔から言われてるのは、SF関連だね。値がはるのが多い」
関「サンリオ文庫とか、あと旺文社とか」
塚田「探偵小説の小栗虫太朗とか香山滋とか」
関「そういったレアな本が時々どこかで安く売られちゃってる場合があるんですよ。そうなったら買いです。」
林「漫画とかはどうですか」
関「ガロ系ですかね。ひさうちみちおとか。あと大友克洋が有名になる前に書いたものとかは絶対数が少ないから値がはるね」
林「マイナーといえばマイナーだけど、名が通ってるような人ですね」
塚田「手塚治の初版ものとかも高そうだね」
関「やっぱりわけアリは値があがりますよ。倒産した出版社、光琳社とか」
分かる人にはわかる内容っぽいんですが、残念ながら僕はほとんどわかりません。本を買うときに初版かどうかなんて気にしたことがないし、それに本が欲しいときは新書を買うほうが多い。これはまったく畑違いのことをやろうとしてしまったんだなー、といまさらながら思う。このままではどうにもならなさそうなのでとりあえず僕のような素人でも覚えられるようなきまりを教えてもらうことにした。
梅「何か箇条書きにできるような簡単なテクニックがあればいいんですが」
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