戦車の上から。かなり恐いです。
「じゃあ乗り込んでください!」
場違いな雰囲気にキョロキョロとしているとあっという間に僕が乗る番になりました。僕がおたおたしていると
「そっから、そのはしごをかけて、そう、そう、うまいうまい」
と声をかけられます。現場に到着してすぐは広報センターの方にいっぱしのマスコミ関係者のような扱いを受けていたんですが、戦車に乗る場面ではすっかり新人ダメ隊員のような扱いになってしまいました。演習場独特のピリピリムードというものが伝わってきます。
戦車のコックピットの上に乗り込むといきなり轟音をあげて車体が前進しはじめます。かなり恐いです。以前仕事で遊園地のジェットコースターに体験取材した事があったんですが、その10倍は恐いです。ええ、だって臨場感でまくりですもん。
「がたがたがた(←キャタピラの音)○$△&××ましょうか?」
何を言われたのかわからない。聞こえないと、軽くジェスチャー混みで相手に伝えると
「がたがたがたがた……写真撮りましょうか?」
ありがとうございます、恐縮です。のポーズをしながら相手にカメラを預ける。エンジン音と強風で相手の言葉が聞き取りづらかったんですが、実戦といいますか、現地でもそのあたりの隊員同志のやり取りとか大変だろうなあ、とふと思いました。
このときは平地を走っていましたが、でこぼこの道を走るときは普段訓練していない僕らのような一般人には耐えられないんでしょうね。
かなりレアだと思われる戦車試乗、せっかくなのでいろいろな写真をご覧ください。
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