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ひらめきの月曜日
 
観光地としてのニュー新橋ビル
何度通っても満席だったむき出しの焼き鳥屋さん。異様にいい雰囲気

ならぶ小鉢おつまみ。わーい

1品50円のつまみがある居酒屋

ランチを食べながら、やはりここには夜来ないといけないんじゃないか、という思いが強くなっていた。昼まっから営業中のしるしに赤ちょうちんを掲げているお店も多い。厚揚げ、酒蒸しなど、定食メニューの隣に書いてある単品メニューが気になる。

お昼ごはんでおなか一杯になったらいったん退散し、夜また来ようといったんビルをあとにし(観光の場合は、この間に汐留方面を散策するといいと思いました!)、戻ってきたのは午後19時。ざっと店々をまわると、早くも店によっては満席だ。さて、飲みますよ!

さて、しぶめの赤ちょうちんというと、「思いのほか高い」というイメージがあるのは私だけだろうか。老舗の居酒屋だけでなく、雑然とした居酒屋でも割高感って結構ある。

ここもそんな感じなのかなと思いつつ見つけたのが「たつみ屋」だった。昼もセルフサービスで自由におかずが選べるシステムで気になっていたこちらの店、なんと夜も50円からおつまみがあるのだ。わーい!

ハムエッグやら納豆やら、それは朝ごはんなのか、昼ごはんなのか、夜ごはんなのか、つまみなのか、うろたえるメニュー構成だ。ちなみに50円のメニューは佃煮と生卵と大根おろし。夜から合流してもらった友人とふたり、生卵でどうやって酒を飲むのか議論を戦わせながらビールを飲んだ。

うっかり写真を撮り忘れ、食べかけですみません。手前の250円はアジの南蛮漬け。安いしちゃんと美味しい。右上がハムエッグ
雰囲気にのまれつつ飲んでおりました
おなじみのチェーン店もニュー新橋ビルにはある

結局お父さん系のつまみで〆ました

驚愕のお父さん率

私たちが着席したのは午後19時30分ごろ。そのころにはすでにできあがって帰る方々もいた。そして、やはり周りは私たちを除いて全員が背広のお父さんであった。

たつみ屋もそうだったのだが、どの店を覗いても店員さん以外に女子がほとんどいない。率にして2%ぐらいだろうか。巣鴨にだってもう少し若者はいるだろうという比率。しかも男子は全員背広姿。ドレスコードあるのか、ここは。

このB1階フロアには、ドイツ風の居酒屋と国境ごった煮のエスニック料理の居酒屋があるといううわさを聞いていたので、たつみ屋を出て探してみたのだが、どうも無くなってしまったらしい。そのほかも満席の店が多い。

飲みも足りず、思いついて3Fにあるチェーンの居酒屋に行ってみることにした。チェーンの店もお父さんばっかりなんだろうか。

行ってみると、なんのことはない、女子も男子も、背広もカジュアルもごちゃごちゃの普通のチェーン居酒屋の雰囲気だった。どうやらあのB1階が特殊なのようだ。なんだろう、磁場か。

まだまだ行ってみたい居酒屋もあるし、今回純喫茶に行けてないし、また観光気分で寄せてもらおうと思う。

立ち飲みとか大衆居酒屋とか、女子や若者には「一周まわって、イイよね」といわれがちですが、一周なんて遠回りしなくても直でストレートに興奮満載です。ニュー新橋ビル、アフターファイブにぜひ!


外国人気分でした

観光から帰った今になって思うと、忙しそうに早足でゆく背広姿の男性たちにまざってビル内を徘徊するのは完全に観光客の気分だった。

海外に行くと、整備された観光地よりネイティブの方々が多く集う場所に行ってみたいというチャレンジングな気分になったりもするものだが、私のように新橋にゆかりのない方にとってあのビルは国内にいながらそんな気分が味わえる場所なのではないかと思った。楽しかったです。

記念写真撮りました


 

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