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ひらめきの月曜日
 
リアル擬音語


鼻とそば、聞き比べてみましょう

そばの方は、撮影ができることもあって近くのフードコートで行ったためかなり音が悪いのですが、どうぞご了承ください。では、レッツリアル擬音語。

(写真にマウスオンで古賀なりに聞き取ったリアル擬音語に変わります)


そば

さて、どう聞こえましたか?

少なくとも「ずるずる」じゃないですよね

鼻をすすっているほうは何か砂場でビニールシートでも引きずっているみたいだ。一方そばの方は食べながら外で雨が降ってるみたいなことになってる。ざーっざーっ

こっちがより現実に近い擬音語のはずなのに、変だ。

この2つ、一応違うふうには聞こえたが思いのほか両者に音の差が無い、ということも感じた。鼻水もそばも、耳鼻咽喉内において「すする」もの……である。うん、そうだよな……。

今日のお昼にそばを食べようと思っていた方、ごめん! 音を録るために食べたわかめそばがとてもとてもおいしかったことを付け加えておきます。

※そういえば、以前こんなこともしていたことを思い出しました。なにが悲しくてそんなにそばをすする音が気になるのか。

「ぼりぼり」はどうだ

「ずるずる」は同じだったが、「ぼりぼり」はどうだろう。

体を掻くときによく使う「ぼりぼり」だが、おせんべいなどを食べるときにも使われる。

鼻とそばが密接に関係していることがわかった今、掻くこととせんべいの関係はどうだ。レッツリアル擬音語。

(写真にマウスオンで古賀なりに聞き取ったリアル擬音語に変わります)


掻く せんべい食べる

「ぼりぼり」は実際「ぼりぼり」なのか?

おお、「ぼりぼり」じゃないぞ

またえらく現実の音は「ぼりぼり」じゃなかった。掻く音なんて、「じゃっじゃっ」だ。目をつぶって音だけ聞いていると、アスファルトの道を竹箒で掃くときの音みたい(例えが狭いですが、つまり、私の家の前を大家さんが掃除するときの音に似てるんです)で、体で出している音とはちょっと思えない。

せんべいにいたっては、もう収集がつかないことになってる。「がりっ」といったそばから、「ぞっ」とか「がごっ」なんて音がしてる。現実の音はこんなだったのか。

擬音語どおりの音も結構あった

さて、同じような感じで何か音の出る物事があるたびに擬音語と照らし合わせていたのだが「リアルな音とかなり違うぞ!」という発見のある反面、意外に擬音語どおりで驚かせる物事もあった。

例えば、カーテンの開け閉めや時計の音などだ。偶然我が家のカーテンや時計が素直だけだったのかもしれないが、あ、本当に「シャー」っていってる! と思うと楽しい。

カーテンの開け閉めが楽しいと思ったのは何年ぶりだろう。生まれて初めてだろう。


擬音語そのままの 音をならす 仲間たち

リアル擬音語、ネクストステージへ

世の中にはまだまだ多くの擬音語があるわけで、ここで歩みを止めるのももったいないが、いやはや、なり堪能してお腹いっぱいだ。

ただ、最後にもうひとつだけ確かめたいことがあった。

ある場所の「ざわざわ」だ。

正確には「ざわざわ」は音を文字化した擬音語ではない。様子を言葉で表現した擬態語の部類に入る。

ここらで垣根を越えて、擬態語を音でリアルに表現したらどうなるのか確かめてみようと思うのだ。

場所は「あそこ、いっつもざわざわしてるよねー」と私の中で有名なフードコートである。


実は、さっきそばをすすっていた場所なんですわ

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