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ひらめきの月曜日
 
肉まんが高級になってゆく登山
今日は、肉まんの食べ比べ記事をお送りします

子供のころ、我が家には冬場スーパーで売っている中村屋の5つパックの肉まんがが常備してあった。今でも冬になるとたまに買う。美味しくて懐かしい味だ。

先日、またむしょうに食べたくなって取り急ぎうっとり中村屋のホームページを見ていると、中村屋には価格帯別に4種類の肉まんがあるらしいことを発見した。

私が食べつけているあの肉まんの上に3種の価格帯の肉まんがあるというのだ。値段の違う肉まん。気になる。

これは食べ比べねば! 思い立ち問題の肉まんを買い揃えると、私は山へ向かった。  山?

(text by 古賀及子

大将軍のポールが印象的な駅前。ハイカー用のベンチがならぶ

これがいつも買っている5個入りの「肉まん」。スーパーで売っている

山に登りながら肉まんを食べ比べる?

池袋から西武線で1時間強。西武秩父線の高麗駅にやってきた。今日はこの高麗駅から歩いてアプローチできる、多峯主山という標高271メートルの山に登ろうと思う。

大変な好天にめぐまれ、まさに登山日和だ。登山だと覚悟して厚手のブルゾンを着てきたが、きっと途中で脱ぐんだろう。

……まてまて。肉まんはどうした。

すっかり登山レポートになってしまっているが、今日の記事のメインはあくまでも肉まんの食べ比べなのだった。

肉まんの食べ比べなら自宅のコタツに座ってでもやればいいのに、なぜ私は清々しい山ろくの風を受けているのか。

これには訳がある。説明させてください。

最初に書いた通り、中村屋には価格帯別に4種類の肉まんがあり、今日はそれを食べ比べようと思う。が、私はやや味オンチの気があるのだ。4種類の価格差を正確に噛みしめ感じることができるかはなはだ不安だ。

味を感じるのが難しいなら、何か別の方法で、その価格の高さを感じることができないだろうか。

ピコーン!

そのとき思いついた。山に登りながら、肉まんを食べてはどうか、と。山頂へと登りながら、徐々に高額の肉まんを食べていくのである。

標高の高さとともに、肉まんの高さも体で感じられるのではと思ったのだ!

その上のタイプ、「特撰上肉饅頭」158円、「天成饅」263円、「黒豚肉饅(2007年1月の限定饅頭)」315円はデパ地下などにある販売店で扱っている

計測器ファンのウェブマスター林さんに高度計を借りてきた。これで山のふもとから山頂までの高度を正確に割り出し、途中途中で4つの肉まんを食べていく
蒸し器にぎゅうぎゅうにつめたので皮がくっついてはがれた。自宅で肉まんを蒸す風情を感じます

肉まん登山、開始

そういったわけで、山登りである。やってきた埼玉県日高市、実は私の実家の近所だ。登山は実家で肉まんを蒸すことから始まった。

「登山は実家で肉まんを蒸すことから始まった」って何事だろうと思いながら、蒸した肉まんにお手ふきや水筒もリュックへ。準備は万端だ。

高麗駅から多峯主山の入り口へ行くために、まずは住宅街を登る。もともと山だった斜面がいわゆる新興住宅街になっており、斜面にみっちり3,000軒もの住宅が建っているのだ。

傾斜は高麗駅からいきなり始まる。いってみればすでに山を登り始めている状態だ。

20分ほど住宅街の傾斜を登り、山の入り口前にある公園で最初の「肉まん」93円を食べることにした。

住宅街を登っていく
ようやく山の入り口に。測ると高度は189メートルだった
 
標高189mの肉まん 中村屋「肉まん」(マウスオンで断面出ます)
 90円(税込み95円) 104グラム

いつもの肉まんだ。こどものころ、朝ごはんや夜食に食べた味。

ジャンクフードを称える表現に「薬っぽい味」というのがあるが、まさにそんな感じである。うまい。外で食べるから余計に美味しいのかもしれない。

コンビニで買い食いしたり、肉まんは外で食べるのが結構似合う。


うまい

いざ、入山

最初の肉まんの試食ポイントは高度189m。駅が高度120mだったので既に結構高い。小高い丘のような公園で辺りを見下ろすことができるのだが、もう山頂なんじゃないかという景色だった。

それではいよいよ入山していこう。多峯主山の標高は事前に271mであること調べてあるので、ここからさらに82m登ることになる。

82mってものすごく低そうだが、縦にすると27階建てのビルぐらいらしい。え、そんなに登んのか!

びびりながら、山頂で最後の肉まんを食べるので、高度216m、243m付近で中間の価格帯の肉まんを食べることに決めた。

山の入り口からの眺めがいきなりこれ

そして入山。うっそうとした森林、空気がいきなり澄んだ

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