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フェティッシュの火曜日
 
柔道場でモノポリーをする

柔道場の赤枠はモノポリーのマス目に似ていると思っていた

延々つづくスゴロク、TVゲームで言うなら「桃鉄」が近い

柔道場でモノポリーをする

「ゴー・トゥー・ジェイル!」と刑務所行きを通達される。刑務所に入ると罰金を支払わなければならない。逃れるためにはゾロ目をサイで出さないといけない。悩みどころだ。ひそひそ声で土地権利書が売買される。一体だれが勝ち馬なのか、蓋を開けるまでは検討がつかない。

そんなモノポリーを柔道場で行った。赤の畳がスゴロクのマス目である。運と策を駆使して楽しむ大変よくできたゲームだけど、今日はそこに「柔」もプラス。あくまでも柔道でいこう。


モノポリーのマス目を切り離し、ルールもだらっと学ぶ
赤畳の上にはマス目を切り離したものと、自分のコマ

各プレイヤーはまず投げられる

投げられた拍子に2つのサイコロを振る

出目の数だけごろごろ転がってコマを進める

 

モノポリー柔道が完成

投げられた後、サイコロの出目を確認し、自分のコマを動かす。これらすべて柔道の投げ技の延長で行っているため、移動は全部ゴロゴロ転がりになった。大体10回転くらいで目が回る。酔う。モノポリーなのに酔う!


インディアナ通りに到着、権利書を220$でゲットする柔道

サイコロが畳に挟まってしまったときは
やり直しでもう一度ドーンと投げられる

 

さてモノポリーは基本的に楽しいものなのでいいとして、そろそろ総括を

柔道場の畳は緩衝性が高い。従来の畳では痛くなるであろうゴロゴロでもしっかりとやさしく受け止めてくれる。柔道という伝統のある武道の懐の広さを感じた。

そして畳をよく見ると畳形をした違う何かだった。編まれたものでもないので穴がなく、ジュースをこぼしたときなども簡単に掃除できる。そしてコーラをこぼしたとき。それも同様だろう。ジュースとコーラ。ゴロゴロに最適な畳じゃないか。


かなりクッション性がある
よく見れば畳ではなく畳形の何かだった

今日ゴロゴロしてたのは大体こんな感じでした

 

ゴロゴロ道場の解放を訴える

体の伸びの心地よさを求めて、ゴロゴロのスピードも上がってることが動画でも見受けられる。

けれどトータルで考えてまた行きたいかと言われると少し悩んでしまう。部屋の広さに対してあの肩身の狭さは何だったんだろう。こんなんにくらべてこんなんだぜ。(一応今、手であらわしてます)

礼に始まり、散らかして、礼で終わる

スポーツかゴロゴロか

言うまでもなく広いところでごろごろするのは、あれはいい。大人数で旅行に行って大部屋だったときのあの感覚。リフレッシュとしてエンタメとしてひとつ大事にしたいものではないかとさえ思った。

さて、さんざんゴロゴロしたあとお酒を飲みに行った。ビールがスポーツ後の味だった。アルコールがスコンと頭の中に入ってきもちいい神経をくすぐる。ゴロゴロしたつもりだったがやっぱりちゃんとスポーツしてたのだ。いや、ちゃんとした人には申し訳ないが誇らしい気分になっていた。

柔道場でゴロゴロ。
僕的にはアリである。もちろん柔道家的にはナシでした。


 
 
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