本当に「本当に怖い」。「本当に怖いカボチャちょうちんを作る」（乙幡 啓子）

よく見るとけっこうかわいいのに…目赤いし…というジレンマ。「土佐犬の顔がこわい」（T・斎藤）

期待を裏切るショッキングな模様。「『まぶたの裏に映る模様』を写生する」（木村 岳人）

各自自分のおやじを見つけてください。「なんでも目玉おやじマシーン」（べつやく れい）

実用性とかっこよさの葛藤。「ヘビーメタルにしてやろうか」（べつやく れい）

目が怖い

住：これも怖いですね。「本当に怖いカボチャちょうちんを作る」（乙幡 啓子）

石川：これ目がよくできてますよね。なんか普通の感想ですけど。ぼやーんとうつろにこっちを見てる感じ
住：そう、本当に良く出来てます。「湿気を帯びた恐怖の表情を追求したほうがいいのではないか」って、見事にそうなっている
石川：そうですね。あの目つきに、３本しかない歯も湿っぽいです
住：色んな国バージョンを作って欲しいです。
石川：バラエティに富みそうですね。でもやっぱりこのランタンは一つだけぽつんとおいたときに真価を発揮しそうです
住：それはそうかも。ジャパニーズホラーですな。
石川：ええ。ゴーストではなく、幽霊です。
石川：じゃあ怖い顔つながりで、これはどうですか。「土佐犬の顔がこわい」（T・斎藤）

住：あ、怖い。
石川：顔、っていうか形相ってかんじです
住：壁の絵なんて、ほぼオッサンですよ。最後に子犬の顔がかわいいのもいいですね。子供の頃から怖い訳じゃないという
石川：そうですね。目の赤さをのぞけば…。自分が将来あんな怖い顔になることについてどう思っているのか
住：充血した目で将来を案じてる訳ですね。
石川：泣きはらしたあとかもしれないですよ
住：あんな顔になりたくない、って。
石川：大人になんかなりたくないんだ、と
住：それか、親と顔を合わせる度に怖くて泣いてるのかも
石川：親も泣いちゃいますね、それは。だから親も赤いのか。みんなそれぞれの事情を抱えて目が赤いわけです
石川：あ、目と言えばこれですよ。「『まぶたの裏に映る模様』を写生する」（木村 岳人）
住：ここでも木村さん笑ってますね。完成した時に
石川：ほんとだ。さっきよりは怖くない笑顔です
石川：住さんまぶたの裏の模様ってわかります？
住：いや、正直分からないです。あんなサイケな模様は絶対に浮かばない
石川：ぼくも模様自体はわかるんですけど、もっと網々というか、幾何学模様みたいなものかと思っていたら
石川：ふたを開けてみたらあんなドサイケだったんで、ショックでした
住：ショックですね。
住：この目もショックですよ。「なんでも目玉おやじマシーン」（べつやく れい）
石川：一番最後のおやじとか吸い込まれそうになります。
住：あと、マシーンではない。
石川：あ、ほんとだ！棒ですね。何でも目玉おやじ棒。
石川：どの親父が好きですか？子供になるとしたら。
住：三菱東京UFJあたりはいいですね。サイバーな感じで
石川：メタリックカラーですね
住：石川君のお父さんはどれですか？
石川：僕はさいごのほうのSUICAですかね。どれも同じ体のはずなのに、これだけ妙に生々しく見えます
住：あ、言われてみれば石川君に似てますね。お父さん。
石川：えっ、にてますか
住：いや、ついノリで言いました。すいません。

住：あと、べつやくさんの「ヘビーメタルにしてやろうか」（べつやく れい）もいいですね。タイトルが凄い。絶対ダミ声で言っちゃいますよね。デーモン風に。
石川：で、１コマ目がデーモン
住：デーモン閣下って10万何歳でしたっけ？
石川：紀元前98,038年生まれだそうです
住：計算がめんどくさい
石川：気にしないことにしましょうか
住：そうだね。何歳でもいいね。
石川：10万超えたら一緒ですよ
住：嘘だし
石川：あっ。