今年、アメリカは4年に1度の大統領選挙が行なわれる。 その次期大統領の、有力候補者の一人がバラク・オバマ氏だ。 この人の名前を僕のパソコンで入力すると「小浜市」と変換される。 オバマ氏、小浜市。 全くおんなじ発音だ。 うん、これは行かなければ。
(工藤考浩)
林さんを誘った
小浜市は福井県の南のほう、若狭湾に面した都市だ。 大統領候補と同じ地名の街があるので行きませんかと、当サイトのウエブマスター林さんを誘ったところ、二つ返事でOKしてくれた。
小浜に着くまでにオバマになろう
小浜までは、東京からだと新幹線で京都に行き、そこから敦賀行きの特急に乗り換え、小浜線で小浜というのが標準的な行き方だ。 東京から小浜までおよそ5時間の道のりである。 その5時間のあいだに、せっかくだからオバマになってみようと思う(なにがどうせっかくなのかはおいといて)。 小浜までの5時間でどれだけオバマに近づけるか挑戦しようというのだ。
初モノマネ
例えば鼻の穴のまわりを黒くぬって「サブちゃん」とか、出っ歯の作り物をくわえて「さんま」とか、そういう顔マネ系のモノマネは初挑戦だ。 しかも、これまでオバマのマネをしている人は見たことがないので、モノマネの完成形が見通せていない。 行く先が見えないまま(行き先は小浜だが)メイクをしはじめた。
わからない
オバマ氏の写真を見ながらオバマになろうと努力してみるものの、なかなかオバマ氏には近づかない。 骨格とか造作とか、基本的な違いが大きいのも原因だろうが、それよりももっと根本的なところで取り違えている気がしてきた。
あっというまに京都に
カガミの中の自分と格闘しながらオバマになるべく努力をしてきたが、まだまだオバマになりきれぬまま、新幹線から乗り換える京都に到着してしまった。
電車が止まっている
京都駅から乗るはずの特急が、その前に起きた踏み切り事故の影響で運転を停止していた。 通常ならばショックな出来事であるが、運転再開までのあいだの時間をつかってオバマに近づく努力をしてみた。