【解説】
「すさまじきもの」とは、本来は期待はずれ・タイミング違いで興ざめなことを言うが、ここでは現代語の通り、「凄まじい様子」という意味で使われている。
まず赤い給水タンク。
赤い給水タンクというのは珍しいようにも思うが、探してみると意外とたくさんある。丸いというだけでもオブジェクトとしてインパクトがあるのに、それが赤いのだから凄まじい。
次に大量に並んだ給水タンク。
大量に並ぶことは滅多にないが、稀に一度に大量に視野に入るとびっくりする。
それから、ふと上を見上げた時、頭上に給水タンクが迫り来るように見えた時。給水タンクは建物の真下まで行ってしまうと見えないものだが、たまに絶妙なアングルで迫り来るように見えることがある。そんな時はやっぱり驚かされる。 |