電車のホームはボツボツの宝庫
駅のホームにもボツボツがたくさんある。 まず、一番最初に思い浮かぶのはホームの端に並んだ「点字ブロック」ではないだろうか。 点字ブロックはボツボツの中でももっとも重要な役割を持つボツボツである。 視力に障害のある方へ危険を知らせる、欠くことのできない存在だ。
駅の骨組みにも
ホームにかかる屋根を支える骨組みにもボツボツがみられた。 こちらもまさに屋台骨を支える大切なボツボツだ。 蝶々が二匹並んだような配置が愛らしい。
高架を支えるボツボツ
大森駅から電車に乗り、新橋駅で降りた。 新橋のガード下にあるボツボツを見るためである。 このあたりの高架は時代が古く、ボツボツも多い。 古き良きボツボツ達である。 建築技術の発達で、新しい建築物ではボツボツの数が少ない。いずれこれらのボツボツもなくなってしまうのかと思うと、つい感傷的な気分になってしまう。
攻めるボツボツ
一般的にボツボツは守りだ。 危険を知らせたり、強度を保つためのボツボツが多い中、攻めの姿勢のボツボツも存在する。 たとえば、こちら。
貼られないためのボツボツ
この道路脇の箱にもボツボツが施されている。 本来、この箱には必要のないボツボツであるが、張り紙を貼られるのを防ぐためにボツボツになっている。 平らなままだとすぐに張り紙されてしまう。そのために、ボツボツを施す。 つまり、攻撃こそ最大の防御という理屈だ。
攻撃的だが美しい
糊を排除するためのボツボツではあるが、近くで眺めるととても美しい。 ボツボツの美しさとはその配置の規則性によるところが大きいが、機能面での美しさも魅力の一つである。 自らの身を挺して張り紙を防ぐその姿に、はかなさを感じざるを得ない。