東京はボツボツだ。 ほぼボツボツで成立しているといっても過言ではないほどボツボツだ。 東京のあらゆる部分がボツボツしている。 そしてそのボツボツひとつひとつがそれぞれ意味を持っている。 東京には、いったいいくつのボツボツがあるのだろう。 その数をすべて数えることはできないが、ボツボツを観ながら歩くことで、ボツボツを通した東京を知ることができるのではないだろうか。
(工藤 考浩)
ボツボツとは何か
東京がボツボツの町だということは説明したが、そもそもボツボツとは何なのかはまだ解説していなかった。 ボツボツとは、その名のとおり、ボツボツしたもののことである。 ボツボツしたものであれば、それらはすべてボツボツである。 言葉で説明するのはまどろっこしいので、写真を見ていただきたい。 これが東京にあるボツボツだ。
ツアーの始まり
上の写真でわかっていただけただろうか。 東京には、このようなボツボツが満ちあふれている。 それを見て回ろう。
見渡すかぎりボツボツ
会社を出発して、東京都内を巡ろうと思ったのだが、会社を出る前にすでにボツボツが目に飛び込んだ。 会社の入居するビルの骨組みがボツボツだったのである。 さい先のいい出発だ。 会社を出て最寄り駅に向かった。
電車もボツボツ
上の写真は、電車の表面だ。 よく見ると、ボツボツしている。 外板と構造材を溶接する際にできたボツボツだろうか。 一面に規則的に並んだボツボツがシルバーの車体をうっすらと彩る。 早速ボツボツに見とれてしまった。