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土曜ワイド工場
 
東京産ブドウでブドウを楽しもう!

ブドウ祭りでワッショイ!ワッショイ!

収穫したブドウはそのままでも十分美味しいものでした。このままこれを食べ続けても良かったのですが、それではわざわざバーベキュー広場まで来た意味が有りません。

なぜバーベキュー広場へ来たかと言うと火が使いたかったから。ブドウを砂糖と煮詰めてブドウジャムを作ってみたかったのです。では早速作っていきます。


一粒、一粒丁寧に!

調べてみるとブドウジャムの作り方は色々有りました。皮も種もそのまま煮てあとから裏漉しするとか、はじめから皮も種も取り除いて皮と実を一緒に煮てあとから皮だけ取り除くとか、レモン汁を入れるとか様々です。しかし、基本はブドウの粒を砂糖と共に煮詰めればOK。その時、皮を少し入れて煮ると皮の色が出て綺麗な赤い色になります。


鍋にブドウを入れましょう!皮も少し投入。

まずはブドウの皮を剥いてカセットコンロに乗せた鍋に入れていきます。この時に種も取っておくのがいいのですが、面倒なのでそのままにしてしまいました。その代わり、食べる時に面倒なことになります。

ちなみに、後ろにチラッと酒の肴的なものが写っていますが、アウトドアイベントなので色々飲むために用意されたもの。カセットコンロやら、酒やら、酒の肴やら。この時の為に色々担いで移動していました。結構大変。


砂糖投入!

鍋にブドウが入ったら砂糖を入れて焦がさないように煮詰めていきます。砂糖の分量は適当に。入れすぎると物凄く甘くなるので味をみながら足していくといいかもしれません。このまま時々アクをとりつつ弱火で煮て行きます。


時々アクを取ります。既に人任せ。
こんな感じで煮えてきます。

このまま弱火で焦がさないように煮続けるのですが、結構時間がかかります。というわけでその間に別のブドウでも楽しんでみましょう。

 

ブドウ酒を作ろう!

ということで、ブドウ酒でも作りながらジャムの出来るのを待ちましょう。いきなりブドウ酒を作るなんて書きましたが、お酒を勝手に醸造することはもちろん違法行為。そんなことは出来ません。じゃあどうやって作るかといいますと、材料はこちら。


ブドウ、泡盛、炭酸水

あっ、もう答え分かりましたか?そうです、生ブドウサワーです。ブドウ酒じゃない?ええ、分かっています。ゴメンナサイ。ただ単にやってみたかったのです。

といわけで誰がなんと言おうとブドウ酒作成開始!


ブドウと果汁をグラスに入れて。
続いてソーダ水と氷を投入。
泡盛を注ぎます。何で泡盛なのかはこの後で。
完成!

ということで完成した泡盛ベースのブドウ酒。これに合わせる酒の肴はこれです。


海の中に有ります。海ぶどう。もちろん果物ではない。

泡盛だけに海ブドウです。というのか、海ブドウを出したいからベースを泡盛にしてみました。ブドウを使った酒なので肴もブドウです。ちなみに、海ブドウは海草の一種。では食べてみましょう。


いざ!ブドウでブドウを堪能!

えーっとですね。結果はやや失敗です。泡盛の香りがかなり強く、果汁が十分に出ていないとほぼ泡盛味でした。やはり割るときはドライでクセの少ない酒でないと厳しいようです。この1杯だけで終了です。代わりにこんな物も作ってみました。


ブドウのビール割り!

こちらは成功です。ビールにミキサーで砕いたキュウイなどの果物を入れて作るビアカクテルがありまして、そういうタイプの味になります。潰した程度なので果汁の出が少ないですが、爽やかで少し甘みがあります。なかなか美味しい。

そして、そうこうしているうちにジャムも完成。続いてジャムを試します。 

 

情熱の赤!

こちらが出来上がったブドウジャムです。皮は数個分しか入れていないのですが。鮮やかな赤色に染まりました。甘いブドウの香りが広がります。

少しすくって食べてみるとブドウの味が濃く、甘さも程よくとても美味しい。ジャムつくりは成功でした。ただ、種を取り除かないで煮たために除けながら食べるのが非常に面倒。私は市販品でブドウジャムというのを見かけたことが無いのですが、こういう製作の手間のかかる点が見かけない理由なのかもしれません。


ブドウの香りが立ち上る。種は取り除いて食べましょう。

さて、出来上がったブドウジャムを早速食べようと思います。ブドウジャムに合わせるのはこれらの品です。


これぞ正しくブドウの酒。そしてブドウのパン。自作ではない。

ブドウパンとワインです。ブドウのジャムを、ブドウのパンにつけて、ブドウで作った酒を飲む。トリプルブドウです。ブドウ尽くしていきます。


ブドウジャムどーん!

そのままで少しすくって食べたのも美味しかったですが、パンにつける味が馴染んでより滑らかで美味しく感じられます。実際のところ、ワインに対してはちょっと甘すぎるため、ブドウパンではなくクラッカーなどにつけて食べるのがよかったかもしれません。

しかし、自分で今さっき採ってきたブドウを自分でジャムにして食べると、ただの買ってきたジャムをつけて食べるのとは違う新たな美味しさが加わった気分になります。


美味いよね自家製ジャム。ワインが進むよ!

こうして日が傾くまでブドウ尽くしで飲みまくり。日の有るうちから外で飲む酒はよく回る。ここちよい夏の終わりのアウトドアイベントとなりました。

近くで沢山楽しめます

今回はまだ見たことが無かった大仏も見たかったため、東武東上線下赤塚駅より寄り道をしつつブドウ園まで歩きましたが、通常は高島平や成増方面からバスで向かうようです。もし、ブドウ狩りだけサッと楽しみたい方はバスでのアクセスをお勧めします。

しかし、これからは徐々に秋の爽やかな風が入り、外を歩くにはちょうどいい陽気となってくるでしょう。どこか遠いところまで時間をかけて出かけずとも、調べてみたら意外と近くに魅力的なスポットがあるかもしれません。少し気分を変えて、まだ行ったことの無い近くの町を歩いてみるのも楽しいものです。

ちなみに、今回訪れたブドウ園では10月上旬までブドウ狩りを楽しむことが出来るそうです。都内で言えば10月以降でも梨狩りなど出来る場所もありますので、カセットコンロと小さな鍋やフライパン、少しの調味料があれば梨ジャム作って梨酒(梨カクテル?)飲んでナシ祭りでワッショイ!ワッショイ!なんて事も可能です。

お近くに「狩り」スポットのある方は是非「狩り」に出かけてみてください。そして、火の使える場所の確保とカセットコンロ(と酒など)があれば楽しさ倍増間違いなし!この秋に是非!

東京大仏・乗蓮寺
板橋区赤塚5-28

さんぶどう園
板橋区大門6-18

都立赤塚公園
板橋区高島平3丁目


酔っ払い過ぎるとせっかくの楽しい思い出が一部消滅したりする。このときはいったい何がしたかったのだろう?

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