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ひらめきの月曜日
 

アナログ10円ゲームの景品調べ

 子供の頃通った駄菓子屋の前に、10円で遊べるゲーム台がしばしば置いてあった。

 ブラウン管の画面に映る、いわゆるビデオゲームというものもあったが、玉やコインをはじいたりと、ぐっとアナログな10円ゲーム。夢中になってやった覚えがある。

ゲームをクリアすると景品をもらえるというのも特徴。景品を目指し、コインをつい続けて投入してしまうこともあった。

10円という少額投資で結構なリターンを得られた気がする懐かしのゲーム。大人の経済力と技術をもってすれば、簡単に景品は取れるのではないか。どんな景品がもらえるものか、実際にやってみました。

小野法師丸


 

大人の力で本気で挑む

  最近はあまり見かけることもなくなってしまったが、筆者が子供の頃は駄菓子屋などの前によくあった10円ゲーム。今回景品調べを思いついたのは、たまたまそれが置いてあるところを見つけて懐かしくなったからだ。

団地の中の商店街 スポーツ用品店の前にそれはあった


  その日ぶらぶらしていたのは、埼玉県の三郷市にある「みさと団地」。団地内に商店街もあるような巨大な団地で、スポーツ用品店の前にそれはあった。

 古びたビデオゲーム(こちらも10円)に挟まれた、アナログ系10円ゲーム。投入した10円玉を弾いてゴールまで運んでいくタイプのものだ。


何歳以下くらいだと見覚えがないのだろう


  「カーレース」と題されたこのゲーム。2008年現在35歳である筆者にとっては、とても懐かしいゲーム機だ。ただ、ある年代以下の方にとっては、どういうゲームなのかわからないのかもしれない。念のために詳しく解説しておこう。


1) 自分が入れた10円玉は「スタート」のところに出てくる 2) レバーで10円玉を弾き、トラップ穴に入らないように運ぶ

3) ゴールに入れることができれば大成功 4) 細長いカードが出てきて、景品と交換できる

 

 …というわけなのだ。ゲーム自体がおもしろい上に、景品ももらえる可能性があるというところが魅力だ。

また、電子制御されていない点も、機械側にコントロールされていないことが実感できて、自力でなんとかできそうと思えてくる。偶然性の要素はあるが、自分の技術を高めていくことで景品を得られる確率を上げられるというのがやる気を出させた。

自分が入れた10円玉がそこにあって、それを弾いていくというのも感情移入しやすい。何十年ぶりになるだろうか、挑戦してみよう。

 

大人の技術を見せてやるぜ あえなく両替に向かう
 

東名・名神高速道路を舞台にしたこのゲーム。10円玉を車に見立てて、順番に弾いて運んでいく。あるところまでは順調に進むのだが、なかなかゴールには入らない。

何度かやって、財布を見ると10円玉が尽きていた。子供の頃ならここで両替に向かうかどうかを躊躇したものだが、大人の経済力ならそんなことはない。100円玉を握りしめて、店内で両替してもらう。店の人が「がんばって!」と声をかけてくれた。

 

今度こそ行くぞ、おりゃ、おりゃ よし行った!
 

 トータルで50円ほど費やしたところで、見事ゴールに入れられた。よし!と思わず本気でガッツポーズしたのは、子供の頃もおっさんの今も変わらない。  

10円玉がゴールに入ったあと、数秒の間があり、「ドゥン!」という音とともに景品交換用のプレートが出てきた。

出てきた、出てきた! これだよー
 

プレートそのものは、白いプラスチック製で何も書いていないという、なんとも味気ないもの。しかし、これを得るために苦労した者には、キラキラと輝いて見えるものなのだ。子供の頃と同じ気持ちがよみがえってくるのに自分でも驚いた。

 さあ、早速交換してもらおう。やはり子供の頃と同じように、小走りで店内に向かう。

本気でうれしい キャベツ太郎ゲット

 

 今回もらえたものは、「キャベツ太郎」というスナック。駄菓子としてはかなりの定番品だと思う。

 このお菓子、他の店で30円で売っているのを見かけた。50円の投資で30円のリターン。もちろん額で言えば負けているのだが、ゲーム自体が楽しいのでそんなことは全く気にならない。楽しさを考えればコストパフォーマンスは高いと思う。

 

大当たり賞を見て羨望のまなざし

 

 ちなみにこの「カーレース」には、「大当たりコース」なるものが存在する。そちらを通ってゴールすると、黒いプレートが出てきて、賞品も大当たり賞になるのだ。

 お店の人に大当たりの場合は何がもらえるのか聞いてみたところ、小袋のリッツやポテトスナックを見せてくれた。お菓子のグレードが上がるのだ。

ただ、大当たりを通るのはかなりの困難。今回はキャベツ太郎を得たことでここでの任務完了とし、また別のところでやってみよう。

 

 
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