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フェティッシュの火曜日
 
忍者屋敷の防犯のガラガラ・鳴子を作る
あわよくばオフィスを守りたい

忍者がターゲットの屋敷に忍び込む。ふと、何か張られた紐のようなものに足をとられ……

がらがらがらがらー!
「何やつっ?! くせものじゃー!であえー! であえー!」

どこで見たのかは定かでないけれど時代劇の1つのイメージとしてくっきり脳裏に刷り込まれているシーンだ。

大人になって、そういった “かつて見たことのあるなにか”には常々 心奪われる。あのガラガラいう仕掛けは一体何だったのか。作って「へえ!」と思ってみたい。

ついでにオフィスの防犯に一役買ってくれないかも検証しよう。

(text by 古賀及子

あのガラガラの名は

忍者(やそのほかの侵入者)を防ぐ罠としてのあのガラガラ。

「ほらさ、あの、忍者のね、ひっかかって絵馬みたいな形の木がガラガラいうあれ……」

と身振り手振りで説明すると70%ぐらいの割合で「あー、あれ!」とわかってもらえるのだが、誰も名前を知らない。

ネットで「忍者 罠  がらがら」とか「忍者 がらがら」とか手を代え品を代えで検索してみてもさっぱりだ。まずもって「がらがら」という音を頼りに探っているところからしてダメな感じがする。


なんか、こんな感じでガラガラ鳴るやつ

判明、その名は「鳴子(なるこ)」!

名前が分からないことには仕組みも記憶を辿るしかなく頼りない。困って当サイトの企画会議に持ち込んだところ、あっさり名前が判明した。

鳴子・なるほ(?)・すずめ○○などという名前であるらしい。こういう知らなくてもいいことを知っている人がいるのはデイリーポータルZの大きな財産だ。ライターをやっていてよかったと本当に思う。

さて、なるほ、すずめ○○という名前については結局つかめずじまいだったが、「鳴子」については検索で「これだ!」というものが2件かひっかかった。

パチスロ「忍者ハットリくん」のイベントモードとして登場しているというもの、さらに忍者屋敷風のレストランにあるという情報だ。どちらかというと忍者に侵入されるお城側の施設のようなイメージだったのだが、忍者屋敷にあるものだったのだろうか。

とにかく、情報のおかげで薄ぼんやりとしか覚えていなかった鳴子の姿がなんとなくつかめた!


どうやらこんな感じのものらしいぞ

100円ショップで材料は整うか

この鳴子、色々と種類があったのかもしれないが、ざっくりつかんだ情報では「木の板にゆるく くくりつけられたた短い木の棒や竹が、揺れることで音を出す」という仕組みのようだった。

本格的に再現するのも面白いかとは思うが、現代における鳴子、という姿も見てみたい。鳴子作りの材料は近所の100円ショップでの調達に挑戦してみた。

とんでもない材料しか揃わないようであればおとなしくホームセンターに行くつもりだったのだが、なんと100円ショップで全く問題なく材料は揃ったのだった。現代でも手軽に鳴子は作れるのだ。ダイソーさえ近所にあれば。


「ダイソーはすごい」という記事に変更したほうがいいんじゃないかというぐらいサクッと見つかった材料たち これなんか、鳴子作りのために置いてあるとしか思えない

あとは粛々と作るだけ

簡単に材料がそろうとそれだけで満足だ。もう今日は帰って晩ご飯の支度でもしようかしらと思ってしまうがまだ朝10時半である。

仕方ない、作ろう。いや、作りたくて始めたんだった。

筒状に加工されている木材(これももちろんダイソーで仕入れた。何のために売っているのかは不明。本当にすごいよ、ダイソーは)を切って、穴をあけ、プレートにくくりつける。


何のために売っているのだろうか、ありがたく使う。木の筒。 できたー。おお、アレだ! アレだよー!

たいして難しくない工作だったとはいえ、思った以上のクオリティ。オフィスでゴリゴリ木を切ってキリで穴をあけ、先輩社員に「どんな新しいビジネスよ」などと言われもしたがビジネスに結びつかずともこれは会社にも胸を張れる出来だと思う。えっへん。

最終的に全部で5つの鳴子を作成した。ならしてみるとこれが見た目以上にカンカン音がする。オフィスに響いて正直、うるさい。うるさくするのが役目なのだが、まあ、うるさい。

持ち運ぶだけでガラガラうるさく、あわわあわわ してしまったがこれが鳴子の威力なのだ。


ただただ、うるさい こんなだけうるさいものを5個も生み出してしまいましたよ

実際の使い心地を試そう

「アレを作って へえ! と思う」

そんな今回の目的は完全に果たした。ガラガラガラッと鳴らして、ほほー。ザッツオールだ。上手に作れて嬉しいし、うるさくなったのにも感心する。

と、一応の満足感をレポートしてここからはオマケだ。実際にオフィスをこの鳴子で守ってみようと思うのだ。まさか大昔のシステムで現代のオフィスを防衛とは難しいかもしれないが、せっかくなのでやってみた。よろしければご覧下さい。どうぞ!


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