順調に距離を伸ばす

リッター何キロ走れるか。今日の燃料はバナナだ。

やはり昨日の水同様、最初の2キロくらいまでは胃の重さが気になるものの、そこから徐々に体が軽くなっていくのを感じた。それと同時に頭も体も冴えてくる。軽い足取りで5キロ、10キロと順調に距離をのばしていく。

調子に乗って10周してしまった。22キロだ。このままいけばもしかしたらもっと走れたかもしれないが、このあとも別件で仕事があることを思い、ひとまずここで区切りを付けることにした。途中の写真がないのは撮ってはいたがあまりにぶさいくなので載せたくないだけだ。

バナナ1リットルで22キロの距離を走ることができた。低燃費のコンパクトカークラスの燃費の良さだ。途中で体がすごく熱くなり、バナナが燃えているのを感じた。燃費向上にはバナナだ。

この調子でもう一種類くらい実験しておきたいところですね。

科学の力はどうか

さらに日を改めて次の燃料で試すことにした。さらなる燃費向上を目指すべく検討した結果、ゼリー状のエネルギー飲料がかなり効率的なのではないかと予想した。

ということで買い込んだのはウィダーインゼリー。1パック180ミリリットル入りなので、6パック弱で1リットルに相当する。

僕は普段からよくウィダーインゼリーを飲んでいるのだが、正直いつも1パックでは物足りなさを感じていた。目的は異なれど今日はそんなことない、なにせ目の前のウィダーが飲み放題なのだ。それだけでもううはうはだ。

科学の力でどれだけ走れるか

ウィダーインゼリー１リットルで僕は何キロ走れるのか。エネルギー的には540キロカロリーくらいなのでバナナ１リットルとさほどかわらないようなのだが、なにしろウィダーは科学の結晶だ。より効率的にエネルギーとなり、僕を未知の領域へと運んでくれるはずだ。未来とはそういう場所だろう。

目標は控えめに昨日のバナナを超えること、だが、心の中ではハイブリッドカーをも視野に入れている。燃えろ、俺の中のウィダーインゼリー。

走り出しはやはり水やバナナと同じように胃にずしりと重みを感じた。前の二日よりも気温が低いせいか体が若干硬いような気もする。

しかしそれ以上に今日は気になることがある。それはなにかというと・・

胃が重いとか、摂取エネルギーがどうこうとか、そんな話よりもまず足が上がらないのだ。ひらめ筋がぴくぴくいってる。

本職のマラソンランナーだと毎日50キロとか走っているらしいのだが、このところほとんど走っていなかった僕は、というか本職のランナーではない僕は、昨日ですっかりエンジンが焼き付いてしまったようだった。

ということで3周、7キロ付近でリタイヤ。ウィダーインゼリーは燃えることなくほとんど僕の胃に残ったままだろう。