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フェティッシュの火曜日
 
メガネは何で拭くべきか


ティッシュ

家、会社、かばんの中、大体どこにでもあるので思い立ったときにすぐ拭ける。

■水汚れ

 さすがティッシュ、吸水性は抜群で、レンズに当てた瞬間から水分をぐんぐん吸い込んでいく。「拭く」と言うよりも「吸い取る」に近い感覚だ。ひと拭きふた拭きで十分。

評価:★★★★★

ひと拭きでピカピカ ※汚れ具合は、レンズに照明が反射しているあたりを見るとよくわかります

■油汚れ

 油は水のようにひと拭きですっきり吸い取ることができず、拭きあとの形にビローと伸びてしまった。そこから何度かゴシゴシ擦って、初めてきれいになる。擦っているときに毛羽だって繊維が残るのが×。

評価:★★

ちょっとまだ皮膜がかかっているような

 

紙ナプキンの正しい持ち方

 サクサクいくと見せかけていきなり中断してすみません。次は紙ナプキンなのだが、ここで僕があみ出した「紙ナプキンでメガネを拭く正しい方法」を伝授しよう。ただし「正しい」のは去年までの話で、今ではそんなにきれいにならないやり方だと分かったので参考にしても無駄です。


1.人差し指に巻くようにして、3本の指で持ちます

3.最後に、紙ナプキンを折ってレンズをはさみ、人差し指と親指で擦るように拭きます

2.人差し指でレンズの表面をなぞるようにして、大きなほこりを落とします

 

 

 

これでどのくらいきれいになるのか。結果は、すぐ下に。

 

 

紙ナプキン

僕が貴重な20代の7年間をささげた紙ナプキン。その間、僕の生活において「外食する」=「メガネを拭く」の式が成立していた。

■水汚れ

 こちらも吸水性はよし。ティッシュよりはパリッとしていて、「拭いている」感じがする。

評価:★★★★

ひと拭きでピカピカ

■油汚れ

 はじめ伸びて、あとでゴシゴシ拭き取るのはティッシュと同じ。こちらの方が毛羽立たないので拭きやすいが、仕上がりはティッシュの方が上。フライドポテトなど油物を触った手を拭く紙なので、油には強いかと思いきや、意外とそうでもない。

評価:★★

わかりにくいけどティッシュより少し皮膜度UP!

 

メモに「拭いた跡が犬のかお」って書いてあったので一応載せておきます

 

 

 そういえば、メガネの話をしてて思い出したことがある。僕は大学のころにメガネをかけ始めたので、今メガネ歴10年くらいだ。そしてその10年の間に、1回だけメガネをなくしたことがある。(この話に特にオチはないです)

 3年くらい前の夏、会社の同僚と東京駅の近くのビアガーデンに行って、フラッフラになるまで飲んだ。帰り道、「ちょっとトイレ行ってくる」って言って駅のトイレに入って、気がついたら遠く離れた石川町(横浜の近く。東京から17駅)のホームで寝てた。その間の記憶はまったくない。とっさに「石川だから石川町?」って思った。ダジャレとかじゃなくて、酔っぱらった頭で最大限ロジカルに考えた結果、「あ、石川だから石川町にいるんだ」と、そういう結論にたどり着いたのだ。

 

ウェットティッシュ

ウェットだけに水分を綺麗に拭き取るのは無理だと思う。ここはウェットティッシュ→ティッシュのあわせ技も視野に入れて検討したい。

■水汚れ

 拭いたあとウェットティッシュの水分(というかアルコールですか)が残る。濡れているだけあって吸水性もよくないので、ざっと拭いただけでは色水もちょっと残る。ティッシュとあわせるなら、気をつけて色水を拭き取ってから、残った水分をティッシュで拭くとすごくきれいに。でも水汚れだけならそこまで手間をかける必要もないような。

評価:★★

ウェットティッシュだけ使ったところ。やはり水滴が残る

■油汚れ

 拭き始めは水分と油のせめぎあい。しかしキュッキュしているとすぐに水分が優勢になってくる。そしてここで残ったティッシュで拭き取ると…。輝きます。

評価:★★★★★

油とアルコールの攻防戦が…

ティッシュで拭き取ると、これはほんときれい

 

 

 駅員さんに聞いたらもう終電は終わっていて、仕方がないので改札を出た。家まではかなり距離がある。冷静に考えたらマンガ喫茶にでも行けばよかったのだけど、なぜか頭の中は「帰らないと!」という気持ちでいっぱいだった。帰りたい、じゃなくて、帰らないと。欲求でなく、義務感。

 そんな気持ちに駆られて、駅前の道でタクシーを止めた。

 

レンズクリーナー(紙)

「ウォーターニードル方式(水圧で繊維を絡ませる方法)と原料はレーヨン100%にて創り上げた商品です」(パッケージより)

■水汚れ

 他の紙よりも明らかにやわらかく、手触りがいい。吸水性もそこそこで、きれいになる。サイズが小さいのが少し使いにくいか。

評価:★★★

まあ順当な結果

■油汚れ

 出だしの吸油はイマイチ。ただし油が伸びて薄くなってからの回収率はピカイチで、結果的にかなりきれいになった。携帯用の商品も出ているし、常用するにはこれが一番なのでは。

評価:★★★★

ぴかぴかです

 

 タクシーに乗ると運転手さんが缶コーヒーをくれた。僕が明らかに酔ってたからだと思う。普段は人見知りなのに酔うと饒舌になる僕は、急に運転手さんと話がしたくなって、今の時期はタクシー儲かるのかどうかとか、酔っ払いの客にはどうしてるかとか(おまえだ)、いろいろ聴いた。

 タクシーで話し込むと、理由はわからないけどなぜかだいたい運転手さんの前職の話になる。当時僕はシステムエンジニアで、運転手さんの前職もそれに近いものだった。それで意気投合して、家に着くまでの間、かなり話し込んだ。そう思ってたのは酔っぱらってテンションあがってた僕の方だけだったかもしれないけど。

 

 

 

 
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