■エクセルシオールカフェのコーヒーとカプチーノ

　前にも書いたけど、エクセルシールはドトールの子分。というか弟っていうか。地味な兄さんと、イケメンであか抜けた弟という感じだろうか。

　メニューの価格はドトールより少し高めで、ブレンドコーヒーのショートが280円。スタバやタリーズより10円安い。一方カプチーノのショートは10円高くて310円。

　他のシアトル系（厳密にはエクセルはシアトル系じゃないんだけど）とはなにが違うのか？兄のドトールとはなにが違うのか？検証してみよう。

■エクセルシオールカフェ　キリマンジャロ・キボ　ショート　280円

ドトール系は陶器のカップで出してくれるのが嬉しいですよね。

　飲んでみると、これが驚くほどのドトールっぽさ。クセのない苦味に、心地よい後味。深みのある美味しさだ。僅かに酸味を感じるが、キリマンジャロは酸味が特徴と言われているので豆の性質だろう。浅煎りのキリマンジャロの味だ。

　ドトールと比べるとどうかと言われると、正直コーヒーの味だけ比べたらほとんど差はない。まぁ、親が一緒だし。でも、味は同じでも実は量が多い。メスシリンダーで容量を量ったわけじゃないけど、カップの大きさからして違う（写真を見比べてみてください）。

ドトールより80円高いのは、単に量の問題という気もする。

■エクセルシオールカフェ　カプチーノ　ショート　310円

見た目からしてドトールのカプチーノに似てますな。量が多いけど。

　コーヒーもそうだったが、カプチーノもドトールに似てて、かなりミルクだった。エスプレッソ、本当に入ってるんだろうかという風情だ。上に掛かってるパウダーもココアとシナモンのブレンドで大体同じ。違うのはやっぱり量か。やっぱカプチーノはタリーズが美味しかったと思う。他のはミルク強すぎで、いまいちカプチーノを飲んでる気にならない。

カマンベール＆パストラミビーフ。380円。

　お腹減ってたのでサンドイッチも食べてみた。ミラノサンドより10円安くて二回りくらい小さいが、挟まってるパストラミビーフとチーズの美味しさは二段くらい上。ドトールと比べて、ドリンクは値段を高くして多くし、食べ物は値段を同じくらいにして量を少なく、質を高く、というコンセプトなんだろう。多分。きっと。おそらく。

■ベローチェのコーヒーとカフェオレ

　さぁ、お待ちかね。最後の飲み比べはカフェ・ベローチェ。ベローチェはイタリア語で「速い」を意味するのだそう。

　店内はゆったり目で、落ち着いた内装だった。落ち着いた喫茶店の雰囲気はシャノアールゆずりか。という事は、シャノアールをセルフにしたのがベローチェって事なんだろう。

店員さんは二人、穏やかな接客で良かった。

■ベローチェ　ブレンドコーヒー　M　170円

ここもドトール系と同じで、店内の場合はマグカップで出てきます。紙コップ＝シアトル系か。

　これまでの最安値、170円だ。しかも、ショートとかSとかじゃなくて、M。一番下のサイズがMしかなかった。味は結構スタバのコーヒーに似た感じ。クセのある焦げたような苦味と、こもった様な重い味がする。この味で290円だと高いなぁと思うが、まぁ、170円ならいいかなという気もする。

安いってのは、それだけで許せるよね。