手袋として完璧な靴下を目指して
靴下を手袋としたときの一番の課題である指の動きづらさは、 親指が独立して動かないことにある。
なので自由に動かせるようにすることにした。 親指だけ出るように穴を開けて、そこを同じ種類の靴下で親指に合うように縫っていく。
しかしこの方法の問題点は作り手が縫い方をまったく知らないことだ。
完璧な手袋靴下ここに現る
これで親指が独立して動かせるようになって、 形状的にもよく見かける手袋にかなり近づいた。
装着感は親指がいつ外れるかという緊張感以外はまったくもって問題なし。 これはもう完璧に手袋ですよ。
見た目も良し
形が普通に手袋なので見た目にもほぼ不自然さはなく、 誰も手袋(靴下)を凝視してきたりしない。
というよりただ歩いてるところを三脚出してタイマー撮影してることの方が不自然で、 そっちに目がいってた。
この結果に気を良くして、オシャレの街と聞く渋谷にやってきた。
周りを見ると派手な若者が散見される。 これはチェック柄の派手な手袋靴下にとっては有利ではないか。
果たして手袋靴下は不自然に見えないだろうか。
手袋にするなら厚手で地味なのを
最初に振り返って手袋に適した靴下の条件をおさらいしてみると、 安くて薄いのは寒いからダメという当たり前の結論が出た。
その当然の結論から導かれるのは、厚手のは暖かいから良いよということ。これも当たり前だ。
靴下を手袋にするというちょっと外れた行為をしてたどり着いたのはごく普通の結論だった。ただいま。
あと靴下は普通に履くにしても手袋にするにしても、地味ながらの方が良いと思います。