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はっけんの水曜日
 
本を逆さに読むと頭がよくなる気がする

実はフューチャリスティックな場所

身近にあった立派なグリッド、それはこれだ!


風呂場の壁。

屋外にもグリッドを求めてみたが、マンションの壁などでは夜でも光量がありすぎ、シャッターを長く開けていられない。かといって屋外で真の暗闇を探すとなると、手元がおぼつかないとか、職務質問関係とか、そもそもグリッドが見えないとか、いろいろとやっかいだ。

ただし、うちの風呂場でも、真っ暗になればやはり手元はおぼつかない。そこで役立つのがこれだ。


暗闇で光るテープ。結局これで「場見る」ことに。 下絵を元に、細切れにして貼っていく。地道な下準備。

なぜ「手の甲」にLEDを配置したか、これで説明できよう。壁のグリッドを使ってクロスステッチを描くとなると、演者は当然「カメラを背にして」描かねばならず、するとやはり手の甲にLEDを配置することになるのだ。

って当然か。最近、周囲の人には当たり前のことを、まるで新発見したかのように熱弁する自分がいる。大丈夫か。


トイレタンクの上にカメラを置き、シャッターは2分開けで。 風呂場の電気を消し、手袋のスイッチを入れ、壁際に行くまでは点灯しないように注意し・・・

シャッター音が始まると同時に、場見っておいたマスにバッテンを埋めていく。ON・OFFをなるべくはっきりと分かち、埋め残しのないよう細心の注意を払い・・・。そして上から下まで全部終わったら、シャッターが下りる瞬間まで浴槽の中に身をかがめて、息を潜めるのだ(自分が写らないように)。どうだ、これを一晩中、繰り返していたんだ。右手がけっこうだるい。


インベーダーだ!そして右手前の緑と赤の光は何だ!(シャワー給湯の電源ランプだ!切り忘れて写り込んだ!)

バンザイ!こういうのもいたよ。

こういうのもいたぞ!それにしても風呂場が丸見えだ!

大図さんの顔(帽子にメガネ)をサービス。そして3色だと、うちの風呂場が場末のクラブっぽくなったぞ。

見に行きたい、阿修羅展。

おおお、阿修羅が、うちの風呂場にあらわれた!

さすが蓄光テープ。君のおかげでそつなくこなせたよ。

いつもの風呂場が、まるで異空間である。ビカビカだ。だが今の現場には、インベーダーの影さえない。写真にはこうやって確かに写っているのに。あれらは幻だったのだろうか。

しかし、ほとんど半径2m以内でのロケになってしまった。今度暖かくなってきたら、外でやろう。それまでには、ソラでマリオさえ描けるくらいになってないと。


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