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ひらめきの月曜日
 
今昔ミルクスタンドめぐり
 


駅の構内などでたまに見かける売店に、「ミルクスタンド」というのがある。

一般的な売店とは違い、瓶入りの牛乳や派生飲料を主に取り扱う店だ。「スタンド」という呼び方 にふさわしく、その店の前で牛乳類をグイッとやる人たちの立ち姿は、見ているだけでなんだか気合いが入る。

ただどうも、最近あまり見かけなくなった気がする。調べてみると確かに減ってきているようだ。しかし逆に、現代的にアレンジされたミルクスタンド的な店も出現しているようだ。

そういうわけで、昔ながらと最新式と、ミルクスタンドをいろいろ回ってきました。

小野法師丸



まずは今昔の「昔」の方から

「今昔ミルクスタンドめぐり」と題した今回の記事だが、まずはスタンダードな「昔」の方のミルクスタンドから見てみたい。やってきたのは、JR山手線・京浜東北線の御徒町駅にあるミルクスタンドだ。


ずばり「ミルクスタンド」と書いてあるのがうれしい

普段はスーツ姿のビジネスマンがカーッと牛乳を飲み込んでいる様子が見られるのだろうが、今回訪れたのが休日だったためか、たまたまそこにいたのは親子連れだった。これはこれでなんだか温かい光景だ。

店の左下、パンなどを並べてある部分がほとんど空っぽ。タイミングのためかもしれないが、あくまで飲み物で勝負、という姿勢にも見えた。


上部には商品を紹介する紙がペタペタ
カウンターの上に並んでいるのもうれしい

商品それぞれの説明や価格を示した紙が、ずらっと並んで貼ってあり、のれんのようにも見える。そしてカウンターの上には実物がにょきにょきと立 つ。この感じが「ミルクスタンド」だ。


見たことないのもいろいろあるぞ

さて、これだけあるとどれを飲もうか迷ってしまう。定番的なのも飲みたいし、珍しいのにも興味がある。

そこで今回はお店の人に、「売れ筋」と「なかなかお客さんに選んでもらえないレアドリンク」とを教えてもらって飲んでみることにした。


御徒町の売れ筋
レアドリンクは確かにレアっぽい

売れ筋として挙げられたのは「メグミルク牛乳」。安くて定番のものが一番売れるとのことだ。

レアドリンクの方は「グルコサミンパワー」。確かに見たことないような気がする。グルコサミンとは、関節の軟骨を保護する効果があると言われているもののようだ。確かに描いてある絵からもそうしたことが読み取れる。

お店の人の話では、必要とする人しか選ばないからあまり出て行かないようだ、とのこと。なるほど確かにそうかもしれない。


カーッといくのが楽しい
レアドリンク選びではこれらも候補っぽかったです

実際に飲んでみた。「メグミルク牛乳」はごく基本的な牛乳の味。「グルコサミンパワー」はほんのり甘くて飲みやすい。パッケージの説明を読んだこともあってか、なんだか体にもいいような気がしてくる。

また、お店の人によると、これから暑くなる季節は「色物(コーヒーなどの色つき飲料)」が売れるようになるらしい。グルコサミンパワーもうっすら色つきなので、がんばってほしいと思う。

続いてやってきたのは、お隣の秋葉原駅。総武線が発着する6番線ホームだ。


大人気でうれしい
店名にはひねりが効いている

御徒町の「ミルクスタンド」というそのままの店名とは異なり、こちらは「ミルクショップ酪」というのが店の名前のようだ。「酪農」の「酪」に「LUCK」と振ってあるあたりにアレンジが効いている。


気になるのがいっぱい
クラスメイトの集合写真みたいにも見える

商品紹介の紙やカウンター上の現物並べは御徒町の店と同様。こちらは瓶が整然と並んでいて、全体的におりこうさんな感じがする。どれもツヤツヤしていて、実にかわいらしいではないか。


特売があるのも意外

ミルクスタンドというと価格で勝負というイメージはなかったため、月ごとの特売商品があるというのは意外に感じた。「(メグ)いちご」という呼び名もかわいい。

どれにしよう。真剣に考えると選べなくなってしまう。やはり「売れ筋」と「レア」を教えてもらった。


うまそうな売れ筋
レアドリンクにはまたも関節の絵が

売れ筋は「濃厚ゴールド」。基本の牛乳にコクを加えた、濃い味タイプの加工乳だ。飲んでみたところ、その名の通り濃厚な味わい。うまい。

レアドリンクの方は「カルパワー」。「伸びる、まがる、つくる」というコピーの下の赤い丸は、よく見ると関節の絵だ。

関節ドリンク2連発。お店の人は「これは体にいいですよー」と一押しだった。さっきのお店といい、売れ行き的にレアというより、私の関節を心配してくれているんではないだろうか。


関節を心配されている人
スーツ姿はスタイリッシュ

「関節…」と思いながら実際に飲んでみる。味としてはやや薄味の牛乳といったくらいで、大きな特徴はないように感じた。味わいに派手さがないけれども、じっくり関節に効いていくんだろうと受け止めてみる。

休日の訪問ということもあって訪れる人はカジュアルな服装をした人が多いのだが、スーツ姿の男性も発見。

瓶や腕の角度、脚の曲げ方ともにかっこいい。言葉の響きとしては遠い「牛乳」と「スーツ」が、ミルクスタンドでは融合するのがかっこよさなのだと思う。

さて、秋葉原駅には別のホームにもミルクスタンドがあったはずだ。そちらにも行ってみよう。


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