構造は箱庭、そこにアイテムをちりばめる
さて、以上「のぼり」「花輪」「万国旗」「風車」「擬擬木」が中古車屋さんにおける主要デコアイテムであることが分かった。
さいごに、全体の構造についてみてみよう。1ページ目で「箱庭」と書いたのがそれだ。
こんなことに気づいたところで何の役にも立たないのだが、中古車屋さんらしさとは、構造的には敷地の道路と逆の側(つまり後ろ)に壁を巡らせ、道路側にはポール、あるいはゲートのようなものを立てる点にある。
通常敷地に建物が建つのに対し、中古車屋さんは敷地の境界に壁を立てる。つまり箱庭の状態だ。これはガソリンスタンドの構造にも似ている。ただし、ガソリンスタンドは防災上壁が求められるのに対し、中古車屋さんの壁は「目立つため」に存在しているのが面白い。 |