洗濯フット玉（ボール）

先ほどの完成した洗濯玉をもって近所の公園に来た。 ついに洗濯玉で実際にサッカーが出来るかテストするためだ。

洗濯玉を地面に置いてみる。さすがにサッカーボールとしての大きさは足りないが、 大きさ以外の欠点がありすぎてサイズの問題は気にならない。

しかしこれが洗濯という単なる日常から生まれた副産物だと 思うと素晴らしいではないか（実際はこれのために洗濯したんだけど）。

ヘディングに耐えうるか

いきなり全力で蹴って大破させてしまったらそこで終了してしまうので、 最初は負荷の低いテストからやっていく。まずはヘディング。次にパス、そしてシュートだ。

ところで実はこの洗濯玉。スケジュールの都合上、十分に乾かせなかった。ちょっと湿ってる。 そもそも内側まで完全に乾いたかどうかよく分からない。

なので内心かなり不安はある。でもヘディングぐらいなら大丈夫だろう。

弾力というものがまるでない洗濯玉は、ヘディングした位置から２０ｃｍぐらいのところまで飛んだ。 飛んだというか落ちた。あたりに紙くずを散乱させて落ちた。

落下の衝撃で大きく欠けたが、それでもまだ洗濯玉自体の形は保ってるので、 洗濯玉はヘディングに耐えられるかどうかということ自体には 「なんとか耐えられた」と言いたい。

精神的な部分ではとても耐えられません。

シュートさえ出来ればいい

次はパスのテストをするつもりだったけど、 ヘディングのテストで洗濯玉は既に重傷を負っている。 たぶんもう一蹴りで散ってしまう。

思いっきり蹴り飛ばすことも出来ず、パスで終わりなんて悲しすぎる。 どうせ散るなら派手に葬ろう。なのでここはパスをやめといて、シュートで最後を飾ってあげたい。

もはや耐えられるかどうかじゃなくて大破すること前提になってる。

思いのほかキレイな弾道で飛んだ。あまり遠くに飛ばないように細心の注意を払って蹴ったからかもしれない。 人目を気にして良かった。

しかし洗濯玉の方はもうすっかり崩れてる。分離するのをかろうじてガムテープで食い止めてる状態。 　

形としてはまだ蹴れそう状態を保ってはいるけど、 でももう一回蹴ったら、さらにボロボロとなって紙くずを大散乱させるだろう。

そうなると先ほどのゴミ拾いのおじさんに烈火のごとく怒られるのでこの辺で引き上げたいと思います。