紙くずを捨ててくれる小人の作り方
紙くずを捨ててくれる小人は、両手を広げたポーズのを使う。
これを紙くずが持てるように腕を折って曲げ、 紙くずがちょうど(出来ればギリギリ)持てるぐらいの角度にする。
先ほどの線を引く小人と違い、 紙くずを捨ててくれる小人はいたら便利だなと役割先にありきで考えました。
ちなみになぜ紙くずかというと、それ以上のものは重くて持てないからです。
時計仕掛けのゴミ捨て
つまりこの手を開かせることにより紙くずを捨てる仕組みである。 なので捨てるというより落とすといった方が近い。紙くずも自分で乗っけねばならない。
なのでまた役に立ちません。
そしてこれを夜中に作動させるには、両手が時間によって広がるような仕掛けが必要だ。
これで糸を後ろに引っ張ったら手が開く。問題は夜中に捨てるには。
それには線を引く小さい自分と同じように携帯電話を使えそうだが、 非常に微妙なバランスで紙くずを持たせてる(乗っけてる)ので、手が開かずとも振動だけで紙くずが落ちる可能性が高い。
そこでアナログ時計の針を利用する方法を思いついた。時計の針に糸を引っかければ 時刻の変化とともに針が回転して糸もそれと一緒に動くはず。
小さい自分を定点観測
そうはいっても針の回転自体あまり大きな動きではないので引っ張る力はちょっとしかない。針を指で回転させてみても腕が開いてるかどうか全然分からない。たぶん2mmぐらいしか開いてないと思う。
試しに紙くずを持たせて稼働させてみた。
捨てた。動いてないように見えてもしっかり自分の仕事をまっとうしていたのだ。疑ってすみません、小さい自分。
でも腕の開き具合がやっぱり微少すぎるので、時間が経って勝手に落ちたようにも見える。
あと紙くずの落ち方がどこか不自然なのは高速再生してるせいで、決してエアコンの風で飛ばされたとかではたぶんない。
夜中にも捨ててくれるのか
でもあそこまで自信満ちたポーズをとられると逆に不信感が沸く。 見てるときはちゃんと捨てても寝てるときはサボるんじゃないか。
自信なく生きて損ばかりする人生から自信に満ちている人を見ると蔑む癖が付いたが、 それが紙で出来た小さい自分にさえ出ている。
そしてビデオカメラに写ってたものは
翌朝の改心
自信に満ちた小人はちゃんとゴミを捨ててくれていた。また疑ってすみません。
もう自信に満ちた人を蔑むのはやめよう、と小さい自分を作って改心。