わからない洗濯方法とアリ
ここまでやってきておばあさんは川で何をやっていたのか全く見えてこない。何やってたんだおばあさん。
途方に暮れていたが火曜日担当ライター大北さんより情報を頂いた。何でも奥津温泉というところでは川の中で洗濯物を踏んで洗う足ふみ洗濯というものが有名らしい。おばあさんがやっていたのはこれか。早速やってみよう。
ほおって置いたらアリまみれ。
わぁ。洗おうとTシャツを手に取るとアリが群がっている。きれいにしたいのにアリまみれになる。世の中思い通りにはいかないものだ。そしてアリはゴマ油にだけ集まっていた。アリはゴマ油が好きなようだ。
ポイント アリはゴマ油が好き。
あ、また違う。書きたかったのはこういうことじゃない。アリが集まって下がったテンションを無理やりごまかして洗濯しよう(もちろん洗う前にアリは払いました)。
足ふみ洗濯はよく分からない。
ホントにこれでいいのだろうか
Tシャツを川の中で踏む。バシャバシャと水しぶきを上げながら踏むがよく分からない。これでいいのか?とりあえず踏む。
この方法が正解なのかも分からないし汚れの部分が見えないのでちゃんと洗えているかも分からない。何をしているのか自分でもよく分からなくなってきたが踏む。
めんどくさくなってきたので終了。これでいいのか足ふみ洗濯。
微妙な落ち具合
コメントしづらい汚れの落ち具合。やっぱり醤油は落ちているしごま油、ケチャップは薄くなり、泥汚れはあまり落ちていない。特筆して変わったことはない。普通だ。足ふみ洗濯、普通。
やっぱり普通。
グラフにしてもやっぱり普通。汚れ落ちは普通だが足で踏んでいるのだ。
芝刈りが早めに終わったのでおばあさんと一緒に帰ろうと川へ迎えに行くおじいさん。そこで見たのはお気に入りの服を川の中で踏みつけるおばあさんの姿。そしてあまり汚れの落ちていない洗濯物たち。
駄目だこれは。違う。おばあさんは違うことをしていたはずだ。
もしかして普通に洗濯してたんではなかろうか
足ふみ洗濯も違った。なんだ、おばあさんは何をしていたんだ。 「おばあさんは川へ洗濯に」うーん、洗濯、してみる?
ゴシゴシ。これでいいのか。
洗濯板などを用意していなかったので手でこする。ただ単にこする。これで汚れが落ちるのか。おばあさんはこうやって洗濯していたのか。
手洗いの洗浄力は異常
きれい!!
驚くほどの洗浄力!びっくりした。なんとこすってるだけでこれほど汚れが落ちる。水だけなのに油汚れも落ちるし他の洗濯方法ではほとんど落ちなかった泥汚れもほとんど落ちている。凄い、手洗いすごい。
凄くデカいグラフ。つまり高評価
少し手間はかかるがその効果が凄い。十分に労力との バランスが取れているだろう。
そして何が凄いって洗いながら川の流れですすぎも出来る 事だ。普通なら洗って、きれいな水ですすいでという手順を 踏むが川ならばそれがいっぺんに出来る。これか、川で洗濯 をする理由はこれだったのか。
結論 おばあさんは洗濯がしやすいから川に洗濯に来ている。
そりゃそうじゃん。って結論になったがよくあることだ。それを身をもって理解できたので良しとしよう。重要なのはやってみることだ、そして川で遊べたことだ。大人になって遠ざかっていた川に、企画という大義名分をもって遊びに出かけれた。一人だけでもすごく楽しい。それだけで十分だ。
凄く大変だったよ自分撮り。