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フェティッシュの火曜日
 
流木のアートがでかい

脚立使うほど流木アートがでかい

流木アートがでかい!

お茶すすってる場合ではない。流木がでかい。

いや、素材の流木は普通なのだが作ってるものがでかい。こりゃお茶なんか飲んでられるか、酒や、酒買うて来い!となるほどでかい。

飯島直子の代わりに流木がジョージアのCMやって疲れたサラリーマンを癒しまくる…来る前はそんなことを考えていたが、ここにあるのはどちらかというと飯島直子を流木で作る感覚だ。

今や木人となった飯島直子がコーヒーを飲め、とだらだらしながら言ってくる時代である。そうだ、癒し癒されの時代はとうの昔に終わってたのだ。


しみじみでかい。

癒しからでかいに一旦ふっておいて、また癒しに戻ってきたブランコ作品

流木を作る学生の後ろのステージではおばちゃんが踊りまくっている。

久しぶりに大学生と接触した

「はあ、大学の先生に作り方を教わってやってます。」いい棒(流木)を探しに来ていた学生さんをつかまえて作り方を聞いていた。

デザイン案も当日の朝に決めたくらいだそうで、ああこのだらっとした感じは大学生特有の空気、おれも家に帰ったらインスタントラーメンにごはん入れて食べよう、と思った。

書いてる今日サッポロ一番を食べて思い出したが彼はそんな炭水化物に炭水化物を入れろなんていう高カロリーな指令を出していなかった。

しかしインスタント麺というのは久しぶりに食うとやたらにうまい。あと、学生が「もっと右で止めて!」と流木作ってる後ろのステージでおばちゃんが「階段上がってイカザワよ♪」という謎の音頭を踊りまくっていたことも付け加えておく。


「いい棒!」「これもいい棒!」素材となる流木を取りに来る学生に、そんなアテレコを延々してた。そういえば私は「いい棒!」という言葉が好きすぎてすでに映像化してたことを思い出した。(こちら

屋台で「安倍川カレー」「安倍川ギョウザ」購入。検索したらそういう名物はなかったのでここのオリジナルと思われる。

流木アートがでかいけど祭りは小さい

流木でかいわー、とひとしきり感心したあとはごはん。安倍川カレーと安倍川ギョウザ。他には鮎の塩焼きと安倍川餅しかないので屋台の75%に安倍川がつくという超安倍川っぷり。マジ安部い飯食った。

カレーもギョウザも、どちらも家の味(カレーにレンコンが入っていたり)がしてうまい。あとどちらも100円と悩むくらい安い。

小さい祭りは、外国みたいな物価で家のめしを食べてるような感覚になれるのがいい。一体ここはどこなんだ?となれる不思議めし。


これすごかった。鮎の塩焼きが「1本100円から」とあって、いくらですか?と尋ねたら「いくらがいい?」とおっちゃんが。
続けて「何本食べたい?」と聞かれて2本というと「じゃあ2本で100円」。なんでや!?味はいわずもがな。

お湯サービス。粉末コーヒーが売ってたりするわけでもなく、他に飲み物が売ってるわけでもない。来場者の飲料はお湯の一択である。

突如「若い女性は無料」ルールが追加されたマス釣り大会

愛するがゆえにきらわれるみたいなジレンマ

お湯を飲みながら、これ大丈夫かな、と記事の心配をしていた。小ささを喜ぶのは主催者側の意図と反しているようで気が引ける。だけど静岡まで来てお湯飲んでると笑いが込み上げてくるのも事実。

んー、毎回これで悩んでいるのだからこんなこと書いてもしかたないのだが、まー、そのー、平民と入れ替わった王様が堅いパンに喜ぶ、みたいな話。例えは悪いが、あの王様(もちろんおれな)も本当に感動して楽しんでたと思うのだ。

田中角栄みたいになるわ説明してかっこわるいわでこんなこと書くべきではなかった。


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