ここまでのあらすじ
ソユーズの打上げを見に行った安藤青年は宇宙への夢を膨らませた。今自分にできることは、と考えた末、携帯食としてのおかずふりかけを作る決心をする。これが1週間前の話。
凍らせて粉砕した後1週間干したおかずの粉は、はたしてどうなったのか。
完成、そして試食
4:できあがり
一口コメント:完成した「おかずふりかけ」は単品でも他の味とまぜてもかまいません。あたたかいご飯に乗せてお召し上がり下さい。
こちらが完成したおかずふりかけ。
そのまま食べてみるとカリカリしていて、当たり前だがおかずそのままの味がしておいしかった。ハードな駄菓子とでも言おうか。
たまに食卓テーブルの裏やナプキンなんかにひっついたご飯やおかずのかけらがカピカピになったものを見つけることがある。僕は子供の頃、それが好きで見つけたら親に内緒で食べていた。
いま子供の頃、と書いたが、実は今でも見つけたら食べている。
おかずふりかけはそんな僕にはもってこいなんじゃないか。温かいごはんに乗せて食べればそれはもうハンバーグ定食のできあがりなのだから。
宇宙、延期
結果は僕の表情から読み取ってもらっていいと思います。
おかずふりかけは噛むと確かにおかずの味がする。しかしご飯に乗せた時、おかずの味がぼんやりとしてしまい、定食と言うにはほど遠い「何か異物が混ざっているご飯」となってしまうのだ。干しすぎだろうか、味が薄すぎたのか、それとももっと根本的な問題か。
宇宙へ行く前までには完成版を作りたい。
宇宙はすぐそこですよ
野口さんの打上げを見に行ってからというもの、宇宙が身近に感じられるようになったのは事実です。本当にあと10年もしたら普通に宇宙へ行ける時代が来ているかもしれません。
その日のために、僕たちは準備をしておかなきゃいけないとおもうわけです。