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フェティッシュの火曜日
 
かんぴょうを投げてイチゴをもらおう

もちろんきゅうりとティッシュゲット!
価値がわからなくてうれしさもいいかげんだが、かんぴょうを投げてイチゴをもらった瞬間です

 

もうひとつのメイン「かんぴょう太巻き早食い大会」

かんぴょう投げてイチゴもらった〜、と浮かれている場合ではない!ステージではすでにかんぴょう太巻き早食い大会が開催されているのだ。ここに来てかんぴょうかんぴょう忙しくなってきました!

出場は女性限定ということで参加できなかったが、その実態はというと…


普通に食べてる!

 

かんぴょうの民芸品をぶら下げる青春

こういう青春もあるはずだ

よーいドンでかんぴょう太巻き早食いスタート。

はじまってすぐ「あ、普通に食べてる!」という衝撃が走ったが、出てるのは普通の学生さんなんでそれも仕方ない。

仕方ないどころか多感なこの時期にかんぴょうで盛り上がってるのがえらい。「ガンバレー!」「〇〇!早く早く!」おお、声援も飛んでいる。

大丈夫か、本当にかんぴょうでいいのか?嵐とかワンセグで見なくていいのか?とかんぴょう側で心配してしまう自分はもうおっさんになった(それかかんぴょうになった)のだと実感した。


ちゃんと喜んでくれてうれしいというおっさん側の気持ちに
高専ロボコンみたいな感覚で見てます

 

かんぴょう界の流川と桜木

女子高生ががんばって太巻きを食べているときに、客席で男子の先輩が「おいおい、今年の一年はすげ〜な〜」と言っていた。

ス、スラムダンクみたいだ。こういう文化がもうこの人達の中で形成されているんだ、と衝撃が走った。高校生の青春の1ページとしてのかんぴょう。ここまで応用の効く食材はないぞ。


あ、やっぱり高校生ノリがはじまった

ボーリングもラス2。生ラーメンときゅうりの2択をかんぴょうで決めるというさらに前衛性を増したルールになっていた。

 

祭り開始から2時間。気づいたら他のブース全部終わってた。

早すぎる祭りの終焉

よし、もういい、かんぴょう早食い見切った。次はかんぴょうカルボナーラ試食か、つかみどりか…と振り返ると目の前に広がるガランとした光景。

まさか、祭り開始2時間(そのほとんどをボーリングの列で過ごす)で終わるとは思ってなかった。

そこに「デイリーポータルの記事ですよね?」とサイトを知ってる人から声をかけられた。なんでもその人はご実家でかんぴょうを作っていたそうだ。おお、ちょうどいい人。


かんぴょうに対する幻想の終焉

かんぴょうってカルボナーラにして食べたりするんですか?と聞いてみたところ、そんなものはない、と。みそ汁や玉子とじのおすましでよく食べていたということだった。

やはりそうだ。かんぴょうってそういうもんだ。


ボーリングをしたり、早食いしたり。そういう夢を見ていたのかもしれない。

このオブジェ、上も下もかんぴょうだった

唐突ですが、ここでかんぴょうコネタ

さっきの実家でかんぴょう作ってた人は「…ここ10年は衰退の一途です」と悔しそうに言っていた。そらいかん。どげんかせんといかん。

どけんかせんといかんという気持ちになったので寿司屋の板前さんに教えてもらったかんぴょうコネタ。

「かんぴょう巻にわさびをつけるといい酒のつまみになる」

これを知ったあとはもう、好きな寿司ネタランキング第一位にかんぴょうが跳ね上がって、人に好きなお寿司を言うのが恥ずかしくなってしまうほどだった。

そういうかんぴょう裏技を求めてここに来たのだが、地元の人はボーリングしてイチゴをあてて喜んでたり、早食いして青春してたり。

それはまあそれでいいような気もするかんぴょう祭りでした。


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