釣りを簡単だと思う理由
最後は海釣りにチャレンジしようと思う。 これも僕の勘違いでは簡単なはずなのだ。何か決まった魚(例えばマグロを釣るとかアナゴを釣るとか)ではなく、魚なら何でもいいという釣りならば、絶対に釣ることができると思うのだ。
アニメ「サザエさん」でよく波平が釣りに出かけ、何も釣ることができずに帰ってくることがある。あれを見ると何か釣れるだろうと常々思うのだ。渋谷に行けば人がいるし、山に行けば木が生えている。それと一緒で海に行けば魚がいるわけだ。釣れない方がおかしいと思うのだ。
僕は釣りの経験がないけれどきっと今回はいけると思う。しかも、この段階では釣れすぎたらどうしようとすら思っている。結果が分かっているこの原稿を書いている現在は思い上がりも甚だしく、あの時の自分に苛立ちすら感じるのだけれど。
最後までごめんなさい
糸を海にたらし冷たい海風を体全体で感じながら釣竿がしなるのを待った。期待で意外と寒さを感じない。釣れたらどうしようというドキドキが心地よく心を躍らせているのが分かる。
竿は永遠にピクリともしなかった。 こんなにも釣れないのかと驚くほどに釣れない。実は海に魚はいないのではないかと思うほどだ。 空港が近いため低く飛行機が飛んでいる。これを見てまた人生みたいだと僕は思う。高く飛ばない一日だ。魚も釣れない。誰も彼もが僕につれない対応をするのだ。
偉そうなことを散々言ってごめんなさい
お酒を飲むと気が大きくなるのか、負けず嫌いの性格が祟るのか「オレにもできる」という勘違いをしてしまう。しかし実際にやってみると難しい。何事にもそれなりの努力が必要なのだということを改め実感した。まさか全部できないとは驚きだ。そして、次の日筋肉痛になっていたことにも驚いた。まずは体を動かすところから始めようと思う。