さて、ひじょうにわかりづらい感想からはじめたが、富士塚がなんなのかというと、それはいわば富士山のミニチュアだ。見た目は築山のような感じのもの。
江戸時代後期に庶民の間で「富士講」という富士信仰が流行ったのだが、当時は気軽には富士山まで行くことができない。
そこで、地元にこの富士塚を作り、それに登ることで実際に行ったのと同じ「御利益」を得よう、というコンセプトのもの。
そういうものが神社の境内にいまもたくさん残っているのだ。しってた?
「東京都区内で50基、関東全体では300はありますね」と有坂さん。彼女とはある仕事で運命的な出会いをした。 |