ミュージアムショップと宝石拾いに大興奮
さて、博物館というのは順路をたどっていくと最後はだいたいお土産ショップに行き着くものだが、ここ奇石博物館も「小石の国」というミュージアムショップに続いていた。
写真を見てお気づきだろうが、どの石もじつに安いのだ。これだけの品揃えをこの値段で提供している店もそうないのではないか(石を専門に売る店が他にどれだけあるのかは知りませんが)。
3時間の取材中この土産ショップだけで1時間を費やした。みな思い思いの石を購入し満足げだ。
僕は黒曜石の石器セットを買った。「黒曜石をけずって大昔の原始人のように石器やナイフを作ってみよう」というもので、「鶏肉も切れるよ」というキャッチコピーに惹かれた。
別館の宝石拾い体験も楽しい
さてお楽しみはショップだけではない。別館では、土・日、祝日限定の「宝石拾い体験」もある。これだけを目当てにやってくるお客さんもいる人気アトラクションだ。
そして帰りの車中で石旅行(石を収集しに行くことを目的とした旅行)の計画を立ててしまうほどに石に魅了されてしまうことだろう。
石集めというとなんだかヘンな趣味だなと思われるかもしれないが、じつは江戸時代から続く由緒正しき文化だった。春原さんが言った「欧米では切手集めと並ぶ趣味」というのも今なら分かる気がする。
それにしても奇石の始まりが、江戸時代のサークルきっかけというのは意外だった。そんなデイリーポータルZみたいなこと昔からやってたんだな。
奇石博物館
〒418-0111 静岡県富士宮市山宮3670番地 TEL:0544-58-3830 FAX:0544-58-5061 HP:https://www.kiseki-jp.com/index.html