デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ロマンの木曜日
 
ファミレスのハンバーグでハンバーガーをつくる

ジョナサン


メニュー:ハンバーグ&海老フライ
価格:790円(税込:829円)
つけ合わせ:海老フライ、スチームポテト、ブロッコリー、レモン、タルタルソース

すかいらーく傘下、ということはガストの兄貴分、デニーズとは真っ向勝負するライバルにあたるジョナサン。

そのせいか、ハンバーグは大きさも厚さもデニーズに近く、非常にボリューム感があります。

ここもテイクアウトにハンバーグ単品がなく、海老フライつきのメニューにしました。ソースは別容器に入れられていて、ややスペシャリティがあります。


これが日本のファミレスの標準的サイズか
厚さも最高レベル

別容器のソースのほか、デニーズと違うのはハンバーグの焼き加減で、こちらは表面や端がこんがりするほど火を通してあってやや固め。この歯ごたえは嫌いじゃない。

ただ、たっぷりかけた肝心のソースの味をほとんど感じることができません。なぜだろう?

疑問に思いながらさらにかじりつくと、バンズ、トマト、パテ、レタスに一体感がなく、すべて別々の味として認識できるほど。これだけの食材を一緒に口の中に入れているのに、ある意味不思議な現象です。おいしくなくはないんですけどね。

ガスト


メニュー:チーズINハンバーグ
価格:499円(税込:523円)※キャンペーン価格
つけ合わせ:フライドポテト、パセリ、コーン

すかいらーくから派生し、親代わりだったすかいらーくを完全に駆逐してしまった一族の革命児、ガスト。

ちょうどキャンペーンで、中にチーズが入ったハンバーグが値引きされていたため、迷わずそれを注文。

大きさも見た目も遜色ないのにやっぱり安い。これじゃほかはかなわないよなあ、と思います。


安さに反比例するでかさと厚さ
内部にはチーズがたっぷり!

ハンバーグにはしっかり火が通してあって、外側はカリカリ、中はふんわりでふつうにおいしい。正直、食べた瞬間に値段のことは忘れてしまったほど。

見た目のワイルドさからは想像できない繊細な味で、パテの上に乗せたトマトの甘みをすごく感じられました。

そして、スライスチーズを一緒に挟むチーズバーガーとは違い、パテの中からとろけるチーズが出てくるのはかつて味わったことのない濃厚さで超うまい。ファーストフード店も絶対これはやるべきだと思いました。

びっくりドンキー


メニュー:レギュラーハンバーグ
価格:488円(税込:512円)
つけ合わせ:フライドポテト、コーン

わらじのような巨大なハンバーグが特徴のびっくりドンキー。いろんな場所で新規出店を見かけて、いまいちばん勢いのあるチェーンのような気がします。

ハンバーグ専門と謳っているだけあって、テイクアウトメニューもレギュラーハンバーグ1種類のみ。ここに専門店としての気合いと意地が感じられます。

ハンバーグの右端が一部欠けているのは、あのハンバーグが家に持ち帰りできる!という嬉しさをがまんできずに一口食べてしまったから。しかしバンズに挟んでも、高い寿司屋のあなご握りのように両端がでろんと外に飛び出してしまうほどの大きさ。


ひとくち食べてもまだ余裕ではみ出る大きさ
ソースがさらさらでバンズに染みこむ

バンズとパテを重ねながら小さなボトルに入ったソースをかけると、ほかの店に比べてさらさらのソースはパテを伝ってこぼれ、それをバンズがどんどん吸収してしまいました。

指をべとべとにしながらソースを吸ったバンズを持ってかぶりつくと、遠くの方にほんのり醤油を感じる、なんだか和な風味。照り焼きじゃないけど照り焼きの味がします。

特徴的なパテの味はほとんど感じないけど、和風なソースがバンズにマッチしてなんか妙においしい。でも、ハンバーガーというより総菜パン、と言った方がしっくりくる安うまい味でした。

充分勝負になる

そのまま食べることを前提につくられているはずのハンバーグを、ハンバーガーに変身させて味わうという今回の試み。

安さや手軽さではファーストフードのチェーン店にかなわないけど、ちょっとしたひと手間をかけるだけで圧倒的にうまいハンバーガーが自宅で食べられることが分かりました。

ハンバーガー好きなら選択肢のひとつに入れてもいいんじゃないかと本気で思います。まあ、そこまで好きならパテも自分でつくれと言われたら、それはごもっともなんですが。

つけ合わせをまとめたらすごいごちそうになった

ハンバーガー好きなら車両基地も好きですよね

ハンバーガーと言えば車両基地。と、まったく脈絡のないこじつけをしてしまうほど焦っているのですが、今度の月曜日、春分の日の振り替え休日に、お台場の東京カルチャーカルチャーで「車両基地ナイト」というトークイベントを行ないます。

僕がここ数年でめぐった70ヶ所以上の車両基地から厳選した、かっこいい基地の姿をお見せします!また、頼もしい助っ人として、鉄道ライターで「秘境駅」シリーズの著者のひとりでもある栗原景さんにお越しいただくことになりました。

鉄道好きの方も、これからハマりそうな方も、鉄道趣味界に残された最後の大木の芽、車両基地鑑賞にぜひ来てください!クハとかモハとかよく分からない僕ですが、お待ちしています。
詳しくはこちら

まさか鉄道系のイベントやるとは思っていなかった

< もどる ▽この記事のトップへ  

 
 

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.