無人タイプのキオスクもあった
池袋駅では「グミ系ですかねー」とジャンルでおすすめ。いくつかある中から、「濃いねり」という名前が気になった商品を選んでみた。これもおすすめされなければ見過ごしていた商品だろう。
果汁と果肉が90%というこのお菓子。それなら「濃いねり」という名前もよくわかる。実際に食べてみると、グミとはちょっと違った感触。パッケージに「かみしめキャンディ」とあるが、まさに的を射た表現だと思う。
でかい店名と「Otsuka」という文字入りが新鮮な大塚駅では、「今はこれがおすすめです」と「おからだから」。やはり新製品ということでチョイスだ。
これで「おからだから」は3つ目の購入。個人的には気に入ったお菓子なので、そうだよね、おいしいよね、と思いながらストックとした。
JR東日本のサイトで事前に調べて、キオスクありとの情報だった巣鴨駅。ホームで見つけたのはこんなものだった。
たぶん元はキオスクだったんじゃないかという広告スペース。もしかしたら他の場所に営業中のキオスクがあったのかもしれないが、ホームで見つけたのは新しいスタイルの広告だ。ちょっと不思議な感じも含めて、インパクトありだ。
駒込駅にあったのは、これまで見てきたのとは少し違う雰囲気のキオスク。全ての商品が店員の手に届く位置に並んでいるタイプではなく、極小コンビニといった感じの店。生花まで置いてある。
高田馬場駅にあったのもこのタイプ。今回の調査は、店員と商品と客である自分との距離が近いからこそ聞けるということもあり、対象はクラシックタイプのキオスクとする。
田端駅の店員さんは、両手を細かく左右に振って「そんなこと聞かれても困るわ〜」と言いつつも、じゃがりこのサラダ味をおすすめしてくれた。
じゃがりこ、間違いなくおいしいですよね。ここまでずっと甘い物が続いていたので、しょっぱい味のお菓子が欲しかったのだ。ナイス選択、うれしく思う。
西日暮里駅のホームにあったのは、「オートキオスク」なる店。自動販売機の集合体としてのキオスクだ。自販機なのに、こういう名前がついているからなのか、なんとなく未来っぽい感じを受けた。
飲み物といった食品系のほかにも、微妙に気になるタイトルが並ぶ本の自販機もある。
もちろんお菓子の自販機もラインナップ。しかし、店員がいないので、おすすめのお菓子は聞けないだろう。
と思ったのだがよく見ると、「いちおし」なるマークが付いている商品があった。田端駅に続いてのじゃがりこ。同じお菓子が2駅続いたのはこれが初めて、小さく連覇達成である。
日暮里駅ですすめてくれたのは、チョコクリームタイプのオレオビッツサンド。「エキナカ限定なんですよ」とのこと。
オレオの中のクリームがチョコ味になったというもの。普通なら「ふーん」と通り過ぎてしまいそうなところだが、「エキナカ限定」とのレッテルでレアリティが微妙にアップした感じだろうか。
(キオスクなしのため通過)
お客さんがひっきりなしに続いていた上野では、少し空いたタイミングを図って聞いてみた。「こちらが新製品でおすすめです」とのことで、再びオレオのチョコクリーム。メーカーのサイトを見てもバニラクリームのものしか載っていないので、販路はここだけなのだろう。
2駅前の日暮里に続くオレオ。こちらも個人的には久しぶりだなーというお菓子だ。
今回の調査の終着駅は御徒町駅。こちらでは「前の方、この辺りにあるのがおすすめですよ」と、ゾーンでのレコメンド。
その中から「チーズ柿種」をチョイスして購入。これ、他の店でも見かけて気になっていたのだが、なかなか勧めてくれなかったので買えなかったのだ。今回の調査では希少なしょっぱい系お菓子としても手に入れたかったところ。
実体は柿の種をチーズでくるんだもの。おいしくないはずがないじゃない、というおいしさ。よかったよかった。
意外だったのは、どの店員さんもちゃんとおすすめを教えてくれたこと。ズバッと単品で教えてくれる人は歯切れがよくて気持ちいいし、迷いながら教えてくれる人も気持ちがよくわかる。
一部重なったものもあったのだが、バリエーションとしてはかなりあったのではないかと思う。写真のように、しばらくお菓子には困らない状況になりました。