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土曜ワイド工場
 
長い爪で生活するのは不便なのか

人の優しさに触れる

お腹がすいたのでコンビニでおにぎりを買った。財布からお金を出すのにもたつくのが目に見えていたので、前もってお金を準備してレジに挑んだ。爪が長いと準備がよくなる気がする。


サッとお金が出せる

レジでお金を払い、店員さんがおにぎりを袋に入れ僕の渡す際に「大丈夫ですか?」と爪の長い僕を気遣う一言をくれた。「ありがとうございます」でも「またお越しください」でもない「大丈夫ですか?」である。きっとマニュアルに爪の長い人に「大丈夫ですか?」は無いだろう。店員さんの「爪が長くて大変だろう」と言う優しさだ、きっと。


その後、食べようにもあかない

分かってはいたがおにぎりが袋から出ない。掴めないのだ。爪が長いオシャレをしている女性は本当に大変なんだと痛感した。何をするにももたついてしまう。本当に大変以外の言葉が出てこない。


結局口で開ける

僕の場合は結局、口で開けることになってしまった。チンパンジーが缶ジュースを口で開ける所を見たことがあるが、どうもやっぱり爪が長いと僕は野生になってしまうようだ。野生をワイルドと訳せばカッコいいが、この場合の野生はきっとワイルドではない。


口元がプレでターみたい

 

熱くても油ギトギトでも大丈夫

他に長い爪をつけることの利点はないかと思っていたらあった。フライドチキンのような直に持って熱い物を食べる時に便利なのだ。指には一切触れずに爪のみで持って食べることができるのだ。


こりゃ、便利だ

一心不乱に熱いフライドチキンにむしゃぶりついた。箸を使えばすみそうだけれど、長い爪だと両手が使える。これが非常に便利だ。熱い物を熱いうちに平気な顔で堪能できる。これがこの日僕が気が付いた長い爪の僅かな利点の一つだ。


むしゃぶりつきました

もう一点利点があった。それは痒いところに手が届くのだ。その中でも頭をかくのにもってこいだった。いつもだと髪が邪魔で頭皮まで爪が届かないのだけれど、これくらい爪が長いと届いてしまうのだ。もっともこの日は別に頭は痒くなかったのだけれど。


届いているよ! 痒いところに!(憎たらしい表情ですが本当です)

ただ、どれにしても慣れていないため痛いと言う問題が付きまとう。本当の爪ごと持っていかれそうなのだ。これはきっと瞬間接着剤でつけてしまったためだと思われる。でも、つけ爪ではなく本当に爪が長い人はきっと痛いのだと思う。これからはそういう人を労わろうと思った。


応援します!

そして感じる短い爪の快適さ

長い爪だと、パソコンも打ちにくい気がしたので実際にやってみると全然打てなかった。そんなキー押したくないんだよ! ってところを長い爪が勝手に押してしまう。編集部の橋田さんに聞いたら「慣れればできる」と言っていたからやっぱり長い爪はたとえつけ爪でも一日にして成らずなのだろう。

打てない

家に帰り瞬間接着剤を外し、いつも通りの短い爪で生活してみるとその快適さに驚いた。何でも自由にできるのだ。改めてオシャレは大変なんだと思った。今後はオシャレな人を見たら尊敬しようと思う。叶姉妹とかは特に!

打てるよ! 母さん〜キーボードが打てるよ!

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