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ロマンの木曜日
 
ペンキ書きの案内板はどれだけ正確か

この地図、ひずんでいないか。

さて、僕がこれを見ると迷う理由としてもう一つあげたいのが、この案内板の地図、変にひずんでいないか、ということである。これは昔から強く思ってきた。例えばこれを見てみよう。


千代田区・三番町付近のペンキ案内板。

これは北が上になるように回転させたものだが、同じ地域をWeb地図で見るとこうなっている。



Web地図の「平行四辺形」みたいな部分が、そのまま案内板の4辺に相当するのだが、分かるだろうか? こうやって二つ並べても、どことどこが照応しているのかを理解するのに、10秒ぐらいかかる。


 
道の交わる角度もおかしい。

 
地形もひずみまくり。この左右二つは同じ場所。

このように、区画の大きさや道の角度などで、地図が大きくひずんでいることが分かる。
ひずむ原因は、建物の密集地帯に多く文字を詰め込まなければならないからだろう。それはわかるのだが、あまりにひどいときもある。
この高校なんかは無理が生じてこうなってしまっている。


長屋か、これ。

こうして見ていくと、「クリーム地に緑」の案内板のほうが、勢いよくひずんでいるように思えた。中には勢い余って道路の太さがてんでばらばらなのもあった。


これも勢いよく歪んでいる。中央の東京理科大の形に注目して照応させて欲しい。

東京理科大が、激しくひしゃげている。

 
一方通行の道の方が、太く書いてあったり。

それに対して、「銀地に黄色」の方は、地形もそんなに歪んでいないし、道路の太さにも気を使っているものが多い。


これなんかは、明らかに正確なオーラが出ている。

ここに関しては、「銀地に黄色」の案内板に軍配を上げたいと思う。


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