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フェティッシュの火曜日
 
北斗七星の形をした柄杓はありえるか

ようやく使ってみる

最初に完成形を見せてからここまで長くかかったが、ついにこの柄杓の使い心地を試したい。


まずは北斗の柄杓から。
バケツに入る角度がいい!

水をすくおうとバケツに入れようとしてさっそくこの柄杓の利点に気づいた。 柄杓をバケツに入れたときの角度がちょうど良いのだ。

これによって果たしてどういった利点があるのかは知らないが、とにかくちょうど良いんです。

ただそれとは別ににこの柄杓には心配な点があった。


ここ。

柄と水をすくう部分は接点を接着剤でくっつけてるだけなので、非常に強度が弱い。 水をすくったらポロッと落っこちてしまうかもしれない。使い心地以前に最初の出発点はそこである。


柄杓で水をすくう行為に緊張したのは初めて。
水を保持できてる!

壮大に溢れてはおりますが。

溢れてはいるけど、何も参考にせず思いつきだけで作ったにしては水を保持できてるので 良かった。


北斗神拳奥義、水蒔き。

さて水を蒔いた感想だが、それがあんまりない。

感想がないわけではないのだが、普段から柄杓を使ってるわけでもないので、 それに比べて便利かどうかとか分からないのだ。やってることも水蒔いてるだけだし。

強いて言うなら内側に折れ曲がってる分、狙ったところより手前に落ちやすいかもしれない。


時間を掛けて作った物の最終的な成果。

こぐま座柄杓の使い心地

もう一つの柄杓、こぐま座の形をした方はどうだろう。


柄杓とお玉の中間みたいな形。

普通にこう入れてもいいけど、
奥から手前にすくうショベルカースタイルがしっくりくる。

より壮大に溢れております。

この柄杓を使って水を蒔く様子は動画にしてみました。



この地味すぎる行動をわざわざ動画で見てもらったのにはわけがある。

実はいまの映像の中にこの柄杓の利点が隠されているのに 気づいただろうか。

たぶん分からないだろうからすぐ言いますが、それは水を蒔くとき柄で反動が付けられるということです。


後ろに反らしたとき柄がしなり反動エネルギーが貯まる。

そして一気に解放。水がより遠くに飛ぶ!

柄杓の水を遠くに飛ばしてどういった利点があるのかは知りませんが、 なんとなく楽しいからそれで良いのではないでしょうか。

北斗七星型の柄杓はありえた

星座の段階ではこんな柄杓ないだろうと思っていたけど、 いざ作ってみるとそんな変な印象もなく、普通に柄杓として使えた。

使い心地に関しては、「柄杓の使い心地」の尺度がどうにもなかったため判断に困ったが、 あの形でも普通に使えることが分かったところで良しとしたい。なにより星座を元にしてるなんて素敵じゃないですか。

愛する人と二人、夜空を見上げながらこの折れ曲がった柄杓をプレゼントすればきっと素晴らしい結果が 訪れると思うので、そういう機会がある人はぜひ試してみてください。

すっかり墓参り気分に。

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