青梅線とバスを乗り継いでようやく来た、ここが奥多摩湖。正式名称は小河内ダムによって造られた小河内貯水池だ。
ここに貯まっている水はすべて東京都の上水道用の水で、そういえば、この水が家の蛇口から出るまでには、ここまで見てきた全てのダムを経由することもある。つまり、小河内ダムから多摩川に流され、白丸ダムを通って、途中の堰で取水されて、導水管を通って村山下ダムで一旦貯められ、浄水場に送られてから一般家庭へ配られる。
何の意識もなくダムを見てまわっても、実は知らないところで水のネットワークが繋がっていたりするのだ。そういうところも面白いと思う。
奥多摩湖に来たら、広い貯水池や目の前に並ぶ水門に目が行ってしまうと思うけど、まずその手前の詰所のようなところにある、現在の貯水池の状況を表す表示パネルを見よう。 |