不吉な予感、おでんラーメン
最後に向かうのはおでんラーメン。ケーキやうどんなど全て堅実に美味かった。ラーメンにも期待が高まる。そんな中、店について、んっ?となった。
今までのお店は堅実な路線から少し遊び心を出しておでんを取り入れた。という姿勢に見えた、が、このお店、今のところ遊び心しか見えてこない。だい、じょうぶ、か…?
不安と期待入り交じるおでんラーメン
中は特に妙な所はなく、中華料理屋といった感じ。レモンらぁめんも気になるが、ここはおでんらぁめんを食べなければ。
おでんらぁめんを注文、7種類の中から好きな具を選べるらしくすじ肉と厚揚げ、モチ巾着を選ぶ。なにやら、選んだ具でラーメン全体の味も変わるらしい…。
どうなんだろう、不安ながらもわくわくしながら待つとすぐに来た。
ただ載せただけじゃないぞおでんラーメン
不安に思っていた様な色物感は無く、麺が見えないほど盛りつけられたおでんやネギがとても美味しそうだ。おでんは色が濃くて味が染みてそう。
おでんラーメンには小鉢で通常のラーメンスープが付いていて、おでんが加わった後との味比べが出来る。確かにそれは気になる。と、飲んでみたらば全く違う。
通常のラーメンスープは味がハッキリと出ていて、尖っている印象。おでんラーメンになると、柔らかく、和風な感じになっている。
もちろんおでんはそのまま食べてもしっかり味が染みていてそれぞれにきっちり地力がある。
一通り味わったので、もちろん、これは姫路おでん。生姜醤油をかけて食べる。ラーメンに醤油をかけるって、なんか悪い事してる気分になるし、味が崩れるんじゃと思いながら恐る恐る入れてみる。
少しだけ入れてみたら全ての味がガラッと変わった。塩っ辛さはほとんど無くて味が締まってまとまった感じすらある。おぉー、何とも面白い。
基本のスープから、おでん入りのスープ、生姜醤油入りのスープと色んな味の変化を楽しめて、好きなおでんダネも食べられる。エンターテイメントに富んだ一杯だ、おでんラーメン。
何とも楽しい一杯で、レモンラーメンにも更に興味が沸いたけれど、お腹いっぱい。ごちそうさまでした。
姫路おでんって、ただおでんに生姜醤油かけたもんだと思っていたが、予想以上に違ったし、バリエーションに富んでいた。電車で1時間走っただけでこんなに違う文化があるなんて、つくづく面白いなぁと思う。
それにその文化を活かして面白い物生み出す姫路の人は素敵だと思う。あと、みんな優しかった。姫路城ってシメジ城って聞こえるよね。とか言ってごめんなさい。