街は確かに姫路おでん
姫路市街に来て、おでんうどんを出している店に向かう。 すると、あるわあるわ、姫路おでんが。
飲食店でおでんを出している所はたくさんあるし、関連しそうな所でも押してくる。これは無理に売りだそう感じではなく、本当に好きなんだな。というのが伝わる。
それを実感したのが、スーパーの鍋物コーナーに生姜が置いてあった事だ。ホントに必需品なんだな。と思ったが、一緒にカラシはいいとして、わさび置いてるのは何なんだ。ついでか。
正統派に美味しい、嬉しいおでんうどん
さておでんうどん、ちょっと変わったメニューゆえ、変わった店かと思っていたが、綺麗で良くある感じの店構え。ちょっと肩すかしを食らいつつも中に入って注文する。
どんな物が出てくるんだろうとわくわくしていたら、すぐにおでんうどんがやってきた。美味そう。すっごい美味そう。
先ほどの関東煮とは違い、こっちはしっかりと味付けがなされていて、うどんと良く合う。あぁ、いいですよー。これは良いもんですよー。
と、おでんが載ってるだけで充分にアクセントになっていたのだが、生姜醤油に付けるとおでんの味がキリッと締まる。メリハリが付いておでんもうどんも両方更に美味しく感じる。
おでんがフォルテ(音楽記号:強く)だったとしたら、姫路おでんはフォルテッシモ(音楽記号:とても強く)だ。音楽については詳しくないので書かなくても良かった。
おでんケーキは見た目がおでん
応用編のおでんうどんもきちんと美味しくて、気をよくして次に向かう。次は、おでんケーキだ。
おでんがケーキ、一体どんなことに…と思っていたが、見た目か。 なーんだ、と思いながらちょっと安心した。
おでんケーキの中身はおでんじゃない
もちろん、見た目だけでなく中身もおでん要素があるかもしれない。 店の人に聞いてみよう。
僕「すいません、おでんケーキ一つ下さい」
店員さん「お一つでよろしいですか?」
僕「はい。この、おでんケーキって、中身も…」
店員さん「入ってないです!!」
早い!返事が早い!全部言い切る前に答えが返ってきた。これ、毎回聞かれ飽きてるんだろうなぁ。
僕「あぁ、確かに、おでん自体を入れるのは無理がありますよねぇ…」
店員さん「こんにゃくの部分は色を出したり、食感をモチッとさせたりはしてるんですけど、流石におでん自体は…」
面白くても美味しくなけりゃダメだもんなぁ。ネタを追いつつ基本は外さない、しっかりとした姿勢が見える。
店員さん「あっ、でも生姜パウダーが付いてるんですよ!姫路おでんですから!でも、かけ過ぎないで下さいね」
と、言う事でおでんケーキのおでん要素はほぼ形だった。実際に食べてみると生姜の風味が効いていてとても美味しかった。小さいケーキが3種類食べられるというのは嬉しい。