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ちしきの金曜日
 
カジュアル地下探検

いろんな「ままならなさ」天国・地下


ザ・行って来い階段。これは旧三原橋を避けているためにこうなっている。

地下の段差の王様は「行って来い階段」だ。バリアフルではあるが、この無駄な上下運動をさせられる理不尽さが、「ハードな大人の事情」によっているのだと思うと、とたんに楽しくなる。なるんです。なるの!

で、ほかにも地下にはいろいろな段差がありまして。それら段差が「地下ならでは」の様相を呈するのは、やはり天井部分だと思う。


地上の階段・段差にはこういうことはないよね!

段差が視線の上に現れる、っていうのがおもしろい。おもしろいの!

で、もっとやんわりした段差もたくさんあって、今回それらに気がついたのは収穫だった。収穫なんです!誰がなんといおうと!


恐らく通行人のほとんどが意識していないだろうけど…

よく見るとやんわりした段差なのだ!このささやかな事情の現れにぐっとくる!くるんです!

たまたまその段差部分に店の出入り口があると、こんなことになっていて、いじらしい。

おそらくここで管理区分が別れている。工事が行われた年代も違うかもしれない。そういう事情が形となって現れるのが地下の醍醐味だ。

さらにいえば、垂直方向だけでなく、水平方向の段差も気になる。


たとえばこういうの。

これはいいボトルネック通路!また地面のタイルの目地によって狭くなり具合が強調されるのがいいよね。

地図で見てもたまらない!

さらにさらにいえば、形状に現れなくても、仕上げにままならなさが現れたりもする。


きっとここから管理区分が変わるのね。

なにやらエキサイトしている様子の参加者。

なるほどー!って、記事読んでいるみなさんには共感されづらい興奮ですな、これ。すまん。

どうだろうか。どうだろうか、って言われても困ると思うけど。

もちろん地上にもいろいろなままならない事情はあるけれど、こうやってひじょうに分かりやすく現れるのが地下の醍醐味だと思う。

さて、今回の全コースにおける雰囲気の変遷を紹介しよう。


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