加入者へのキャンペーン
−−−生保は加入者に健康促進の活動をしていますよね。あの理由はなんですか？
松岡「支払いが減るからです。例えば同じ年代で10年間保障しますというとき、10年でひとりなくなるかふたりなくなるで全然違うので、できるだけ支払いが少ないほうがいい。」
健康、イイネ！
−−−似合わない服保険だとコーディネートを教えるんでしょうか
松岡 「そのほかに、なんでも似合うようにするという方法もあると思います。体が締まっていたらなんでも似合うじゃないですか。
みんなスリムマッチョになればそこそこなにを着ても似合うとは思うんですよね」
−−−痩せてる人が着ればなんでも似合うのは色んな広告見てもわかります
松岡 「痩せてる人しか出てこないですから。 あとは性格ですね。服でも笑顔でいたほうが似合うとかあると思うんです。
芸人さんの服とか、暗い感じの人が着たら似合わないと思うんですけど、素人でも明るい人が着たらたぶん似合う。キャラみたいなものが重要ですよね」
リクエストに応じてどんなポーズでもとってくれる社長
かぶった特約
−−− この保険に考えられる特約ってありますか。
松岡 「かぶった特約はありますね。確率的にはおもしろいんじゃないかな。よく言うクラス30人いたら誕生日同じ人ががひとりいるみたいな世界ですよね」
川端 「女性専用車両に並んでる人が２人同じカーディガンを着てるのを見ましたよ」
松岡 「かぶったらかぶった証拠写真を見せてもらって、ちょっとリメイクするとか」
まさかこれがかぶるとはな
場違い特約
川端 「似合う似合わないじゃないですけど、いまそれ着るときじゃないだろ、みたいなのって補償の対象になるんですかね。本人は気づいてないんですけど。」
松岡 「結婚式に白を着てきてしまうとか」
川端 「恥ずかしい経験、場違いな状態です」
松岡 「場違い特約だ」
−−− クールビズで作務衣とか着てくる感じですか
川端 「女性のトレンカみたいなスパッツをそれだけはいて歩いているおばちゃんをみたんですが… あれは意図的なのか間違えているのかわからなかったんですけど…
場違いというレベルではなかった
川端 「そういう人こそ補償してあげたい気分になりますね。似合う似合わないは人の主観だけど、その場に適した服装のほうが世の中の基準があるから」
松岡 「緊急でJAFみたいなのが着替えを持ってきてくれたり」
川端 「ロードサービス！ ロードサービスは一回利用したら保険料あがる、みたいなことはあるかも」
−−− そういうのってあるんですか
川端 「ロードサービスを利用して等級が下がると保険料が上がってしまうので」
松岡 「医療保険でもたくさん入院した人は次は割り増しになったり、入れない場合もあります」
−−− なんどもなんどもロードサービス呼んでる場違いなことばっかりしている人は…
松岡 「どんどん保険料が上がっていく」
川端 「少し学んでもらえれば…」
言っても言ってもへんな服着て出て行っちゃう人がいたらおもしろいのだが、保険料は上がっていくのだ。
なんでも着こなす出口社長
江戸時代柄。ちなみにこれは林私物
似合わない服保険もシンプルがいい
−−−特約をつけると保険料が高くなりそうですね
松岡 「含めると当然確率が広がって値段が高くなりますね。場違いも大丈夫、かぶっても大丈夫ってどんどん高くなっていく。 総合保障型！みたいな」
川端 「ライフネット的には似合わないのみ、シンプルになるでしょうね」
−−−シンプルなほうがいいという理由は？
松岡 「どういうときにもらえるかが分かりやすいし、値段も安く済みます。」
総合保障タイプにかぶった特約がついていても、それを知らずに請求し忘れるといったこともありえるのだ。
ライフネットは似合わない服保険を他社とどう差別化するかというところまで話は広がっているが仮定の話なのでお読みのみなさんは似合わない服を買わないようにしてください。誰も保障してくれないですよ。
保険っておもしろい
保険会社にはアクチュアリーと呼ばれる保険商品の開発などを行う専門職がいる。日本に1000人ほどしかいないスペシャリストである。
ちなみに今回の保険シミュレーションもアクチュアリーの協力のもとで作成されている。言ってみればビルゲイツにOSのセットアップをやってもらったようなものである。
しかし保険商品の面白さがわかった。インスタントやきそば湯切り失敗した保険やポケットにティッシュ入れたまま洗濯して洗濯物台なし保険なんてどうだろう。デイリーポータルZが保険サイトになる日も近い。
「7月14日（木）にテレビ東京系の『カンブリア宮殿』に出ます！22時からですので良かったら見てくださいね！」（
カンブリア宮殿・予告）
無間地獄
