最初から誤算
千葉県のイベントニュースのページを見ていたら、こんな記述が。
「森で採取した植物を使い、クリスマスクラフトを作ります」
森を散策して使えそうな植物を拾い、しかもクリスマスクラフト(工作)でリースも作れるなんて!
「あっ、今動物いなかった?」「鳥の声が綺麗ね〜」「この松ぼっくり、いい感じ」なんて広がる夢。休日にもってこいだ。
しかし天気が悪そう。雨の場合はどうなるのか、電話で質問したところ、「ああ、みなさんには森には入っていただきません。あらかじめ採取した植物で作っていただくんです」
がーん。説明の「剪定バサミ、保険証持参」という言葉も森への歩みを連想させたのに…。
まあ、仕方がない。大荒れの天気の直後、倒れた樹木のせいでUターンしたりしながらたどり着いたのは内浦山県民の森。
まるで小学校の先生のように丁寧で優しい感じのスタッフの方に指導され、リース作りを開始した。
無心になるリース作り
好きなツタを巻き、それにいろんな木の実や緑、造花をグルーガン(熱で溶かした接着剤を付ける)で貼り付けてゆく。
そのツタの中に、ヘクソカズラを発見。説明でも「踏んだら臭いです」と言われた彼は、しかしとてもロマンティックなツタになっていた。
作業にとりかかって思いだしたが、工作好きだったんだよな、私。陶芸やってた時も、こんな風に無心になった‥け…(もう夢中)。
同行した母と並びながら無言で作業を続けてゆく。
黙々、黙々…。 |