3回に渡ってお送りした、建設中のジャンクションシリーズ最終章となる作品。「ジャンクション」と「仮設」の間に建設が進められている橋脚です。
しかし、こういった前置きや説明がなかったら、これはどう見ても開発中の、そして完成間近のロボットです。 まだ拘束具に固定されているため、昼間は大人しく研究者にその身を預けていますが、周りに誰もいない夜は頭部を強烈に発光させ、明らかにその意思をアピールしているように見えます。
自分を固定している鎖を自ら断ち切り、彼がその身体を欲望のまま暴走させ始めるのも、そう遠い未来ではないでしょう。
しかしその時、彼は自分の致命的な構造に気づき、愕然とするはずです。 両脚が仮設であるという事実に。 ( 2007/01/23 11:00:00 )
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