サザエの壺焼きのラストに、ちょっとほろ苦い思い出を残してくれる肝の部分。あれは好き嫌いがあると思います。 バイ貝は、それを食べやすくしたかんじです。 歯ごたえも良いし、程よい苦み。そして肝感も充実しています。少量でも口の中にひろがる磯の香りがにくいです。 ちょっとずつかじりながら日本酒を…。何と素敵なことでしょう。
磯のフォアグラはあん肝だけではなかったのだと思い知らされました。 バイ貝ってなんだかぱっとしないけれど、今後は肝に大いに注目していきたいと思います。
ちなみにこのお店のマスターはアカペラが趣味なので、強制的に歌を聴かされます。この日は「ふるさと」をきっちり三番まで披露していました(歌っている間は店中のお客が会話を中断する必要があります)。渋い歌声は肝の味のようにほろ苦く心に響きました。 ( 2009/10/06 02:14:00 )
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